有名大学出身のエリートが集う大手証券会社。その中でもさらに上位の最大手クラスともなると、給与面・福利厚生面で、並みの一般企業では及びもつかない水準に達していることだろう。
そこで今回、そんな証券業界における「働きやすい企業ランキングTOP5」を紹介する。なお本ランキングは、年間2000万人が訪れる企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」ユーザーによる「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」という、6項目における評価の平均点(総合評価)が高い証券業界に属する企業をまとめたものだ。
証券業界の働きやすい企業ランキング
第1位の野村証券を筆頭に、有名証券会社が名を揃えた。早速、第5位から順番に会社の具体的な取り組みと、実際に働く社員のコメントを見ていこう。
5位:みずほ証券 ~みずほFGに属し、銀行・信託・証券の連携を強化~
業界で最も多い274拠点(※)を持つ「みずほ証券」。フレックスタイムや時差出勤、在宅勤務、育児・介護のための短時間勤務を整備するなど、時間・場所に捉われない働き方を推進している。「父親向け子育てハンドブック」を配布し、2019年7月末までに男性の育休取得率100%を目指すなど、男性への育児支援にも積極的。2015年には「プラチナくるみん」認定を受けている。
※2017年6月時点
社員の声
「残業時間の管理は徹底されていると思います。個人情報保護の観点からも仕事を社外に持ち出すことは強く規制されているので、自宅に仕事を持ち帰ることがないという点ではストレスは低く感じます。残業時間は徹底されておりサービス残業などはありませんが、そのぶん業務中に濃密な仕事を求められることがあります」
(事務管理/20代前半/女性/年収340万円)
「1年目から報酬もしっかり出て、満足です。今年から給与改定で3万円ほど上がりました(※)。1、2年目は目標をきつく言われることもなく、それでこれだけいただけたら十分だと思います。ただ、2年目までは成績によるプラスがほとんどないので、その点はもしかしたら不満に思う人もいるかもしれません」
(コンサルティング営業/20代前半/女性/年収300万円)
※2016年に関する投稿
4位:大和証券 ~オンライントレードのパイオニア~
独立系証券会社としてリテール・ホールセール事業を行う「大和証券」。2007年からグループ全体で「19時前退社の励行」を始めて労働時間削減に取り組むほか、法定以上の育児・介護支援制度を用意。2020年度までに女性管理職比率15%以上、年休取得率70%、男性の育児休職取得率100%とすることなどを目標として掲げ、順調に数値を伸ばしている。
社員の声
「育児や出産に対する制度や理解はかなり進んでおり、制度も整っている。子育てしながら働くことも制度上は全然問題ない。残業ももともと少ないので数字さえできていれば問題なし」
(コンサルティング営業/20代前半/女性/年収700万円)
「勤務時間は厳しくチェックされているため、遅くまで残ることはありません。また、休日出勤もほぼありませんでした。そのため、休日はきっちり休めます。プライベートと仕事のメリハリがついた職場でした。ただし、お客様のパーティーなどに呼ばれ、実質休日勤務をすることがまれにあります」
(ルートセールス/20代前半/男性/年収900万円)