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体育会系なイメージだけど、実態は?不動産業界の働きやすい企業ランキング

2018.08.21

3位:三井ホーム ~三井不動産のグループ会社。木造の注文住宅が主軸~

ツーバイフォー工法の住宅をメインに事業を展開するハウスメーカー「三井ホーム」。育休取得推進や子育てとの両立支援制度が認められ、「くるみん」マークを取得。ファミリーフレンドリー休暇、育パパ休暇といった各種休暇制度も充実させている。本社の一部では、終業時間の18時に映画『ロッキー』のテーマ曲を流す取り組みも。2018年3月末時点の平均年間給与は約646万円。

社員の声
「家賃の補助は最大9割負担があり、非常に充実している。ガソリン代も会社負担となり、働きやすい環境にある。また、三井ホームの持ち株会には新人研修時にほとんどの社員が入っている。車の借り上げも充実しており、月3.5万円は給料に上乗せで貰えていた」
(代理店営業/30代前半/男性/年収500万円)

「個人相手の営業職としては、かなり安定した給与だと思います。歩合による変動が小さく、成績が良い人にとっては少し不満があるかも知れませんが、成績不振でも大きく給与が減ることはありません。また、結婚して家を借りるときなどの補助や、諸手当が充実していました」
(企画営業/30代前半/男性/年収550万円)

2位:三井不動産 ~2017年に多拠点型シェアオフィスサービスも開始~

日本最大手の総合デベロッパー「三井不動産」。働きやすい環境づくりのために多くの取り組みを行ってきたが、2016年に「働き方企画推進室」を設置してさらに改革を加速。自社のシェアオフィスサービス「WORKSTYLING」の活用や在宅勤務制度の導入、ICTを活用したペーパーレス化、事業所内保育所の整備など、業務効率化や家庭と仕事との両立支援に注力している。

社員の声
「残業や休日出勤については、かなり良い方だと思われる。比較的ホワイトの部類に入ると思っている。残業は月によるが平均するとあまりないように思える」
(企画営業/20代後半/女性/年収500万円)

「労働条件や年収、やりがいなど、仕事に対する満足度の高い社員が多く働いていて、経営者層、若年層の分け隔てなく本音で話し合える会社です。他会社の方とも対等に話ができますし、仕事だけに集中できる雰囲気です」
(代理店営業/30代前半/男性/年収650万円)

1位:三菱地所 ~主力はビル事業。海外での開発も拡大へ~

「丸の内の大家」とも呼ばれる大手総合デベロッパー「三菱地所」。社長直轄の「働き方改革推進委員会」を設置し、2018年1月の新本社への移転に伴って大改革を推進。「グループアドレス」を導入して生産性向上を図っているほか、無償での朝食提供により朝型勤務を促進。その他、テレワーク、仮眠、インターバル勤務制度を整備するなど、数多くの取り組みを行っている。

社員の声
「(やりがいについて)丸の内という世界でも有数の土地を開発できるところ。仕事の規模としても非常に大きく、一人ひとりの裁量は非常に大きい。ワークライフバランスも高給の割にはバランスが取れているように感じる。残業代はきちんと出るし、ボーナスも多くもらえる。休日出勤は部署によって多いところもある」
(財務・会計関連職/20代前半/男性/年収450万円)

「一流企業らしく、やりたいことをやらせてもらえる。一番よいのは海外勤務があるところ。もちろんTOEICの得点は他の企業より高みを求められる。これからもなお、安定して勤められる企業であることは間違いない」
(海外営業/30代前半/男性/年収1200万円)

特筆すべきは家賃負担の充実ぶり。中でも三井ホームの社員の声にあった「家賃補助最大9割負担」は驚異的だ。この福利厚生のうまみを知ってしまったら、他の会社への転職など、なかなか考えられないだろう。

<調査概要> 「不動産業界の働きやすい企業ランキング」
調査対象:『業界地図2018年版』(日本経済新聞出版社)の「戸建て住宅」「不動産」「マンション」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業
対象期間:2015年4月1日~2018年3月31日
採点項目:以下6項目の評価の平均点(総合評価)
「労働時間の満足度-残業や長時間労働がないか」
「仕事のやりがい-楽しいか、意義を感じるか」
「ストレス度の低さ-心身に疲弊感はないか」
「休日の満足度-休みがあるか、有休を取れるか」
「給与の満足度-金額は十分か、割に合うか」
「ホワイト度-ブラック企業でないかを総合判断」

出典元:株式会社グローバルウェイ
https://www.globalway.co.jp/

構成/こじへい

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