筆者が飼っているのは雑種の猫。1歳をすぎてもまだまだやんちゃな女の子だ。親バカのため、留守の時ひとり(一匹ではなくあえて「ひとり」と言わせてもらいたい!)にするのは正直、不安でしかない。酷暑でも大丈夫か? おなかをすかせていないか? 逃げ出してないか……。気になって外出先でも、そわそわしてしまう。
もし、猫の写真や動画が送られてきたらどれだけ安心か、以前からWebカメラの設置を考えてはいるが、置いてみたものの肝心の猫が撮影できなければしょうがない。誰も居ない部屋の片隅を撮影した写真や動画をずーっと見ても意味ないし……ということで、設置には至らずにいた。
そんな時、「AIで猫や犬が撮影できるんですよ」なんて、突拍子もない話を耳にした。それもどうやら東京電力のグループ会社、東京電力エナジーパートナーが行うサービスだとのこと。これは怪しい……、間違えた、おもしろい。
ということで新サービス「ペットみるん」を試してみることにした。
ディープラーニングを活用して撮影する
AIを搭載したペット見守りサービス「ペットみるん」は、自宅に設置したWebカメラのデータをサーバーに配信し、そのデータをディープラーニングの技術を活用することで、ペット(今のところ猫と犬が対象)が写っている映像だけを選び出し、スマホに送信するもの。説明するとややこしいが、要は猫と犬の画像だけをスマホに送ってくれるアプリなのだ。
Webカメラの設置は特に難しいことはなく、自分のペットが写りやすいであろう場所に置いて、Wi-Fi接続かLAN接続でネットワークにつなぐだけ。
今回はアイ・オー・データ機器の「TS-WRLP」というカメラを、同じくアイ・オー・データ機器の接続用アプリ「QwatchView」につなげばカメラとスマホがネット上でつながる。
そして、真打ちとなるペットみるんをセットする。iOS、Android版のペットみるんのアプリをそれぞれ、App Store、Google Playからダウンロードして、簡単な登録をすればおしまい。スマホやパソコンをWi-Fiにつなげることができる人なら、さほどの苦もなく設定できるはず。