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父親が平日に子供と過ごす時間、日本は最下位

2018.08.16

帰宅が遅いわりに日本の父親は家事に積極的

日本の父親が家事の中で「週3日以上」行う比率は、「食事のしたく」が25.2%、「食事の後片づけ」が41.6%、「ごみ出し」が39.4%、「洗濯」が27.6%。家事の頻度は、帰宅時間が早く、家事の取り組み頻度がもっとも高いフィンランドに次ぐ結果となった。家事の頻度が4ヶ国の中でもっとも低いのはインドネシアの父親。

また、育児は、20時台までに帰宅する父親と21時台以降に帰宅する父親で取り組み頻度の差が大きいが、家事は育児に比べて、帰宅時間による取り組み頻度の差は少ない。

祖父母の家事への関与率が高いのは中国

日本において、祖父母の協力の比率は、「子どもを預かってもらうこと」が49.9%、「園等の送迎」が30.2%、「家事」が26.8%(「よくある」+「ときどきある」の合計%)。祖父母の協力をもっとも得ているのは、中国の働く母親で、いずれの項目も約6割が「よくある」と回答している。
※祖父母がいない場合は「ぜんぜんない」を選択。
※「幼稚園・保育園などの送り迎え」は、就園者の母親のみ回答。

なお、祖父母との同居は中国が顕著に高く、祖母との同居比率は5割を超える。

日本の働く母親のワーク・ライフ・バランス満足度は44.3%で、4ヶ国の中でもっとも低い。父親の「洗濯」「ごみ出し」などの家事の取り組み頻度が高いほど、母親の満足度は高い。

4ヶ国中、最も父親の平日における子どもと関わる時間が短く、最も母親のワーク・ライフ・バランス満足度が低い日本。その原因は、父親の家事・育児の参加意識ではなく、長時間残業を良しとする日本的な企業体質にあるのかも知れない。

構成/こじへい

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