総務省統計局による家計調査報告書では、「二人以上の世帯における2017年・平均の1世帯当たり負債現在高(平均値)は517万円。前年に比べ10万円、2.0%の増加となっている。
また、その報告書によると「40歳未満の世帯では負債現在高が貯蓄現在高を上回っており、負債超過となっている」とも記されており、負債現在高も近年上昇を続けていることがうかがえる。
このように増え続ける負債者・債務者。その実態を調べた興味深いアンケート調査の結果があるので、早速、紹介していきたい。
債権者に多い年齢層は30代半ば~50代半ば
まずは債権者の年齢を調べた調査結果から見てみよう。最も多かったのが45~55歳で27.5%。次が35歳~45歳(23.7%)、25歳~35歳(16.8%)だった。
続いて「借金の事を誰かに相談しましたか?」と問うアンケートにおいては、債務者の実に65%が「誰にも相談していない」ことが判明。やはり債務者にとって、借金は人に相談しにくい問題であることがうかがえる。