安くて楽しいドン・キホーテは一日にしてならず。長い年月をかけて工夫を凝らしてきた、知られざるドンキのこだわりを一挙大公開!【売上8000億円以上!No.1店舗はハワイに!?意外と知らないドンキのヒミツ】
商品を探す楽しみがドンキをワンダーランドにする
ドン・キホーテは不思議な店だ。2020年に売上1兆円を目指す大企業にもかかわらず、店によって出店形態がすべて違う。その理由は「変化対応」のため。現場の声を何よりも大事にし、品揃えから演出まで、お客さんの要望に現場が即座に対応していく。だから、店によって仕入れの内容も、販売価格も全く異なるのだ。
天井まで高く積み上げ、曲がりくねった通路に商品が所狭しと置かれる、ご存じ〝圧縮陳列〟は、ドンキの代名詞といえるが、当然、店内で商品を探し出すのは大変。通路で迷うこともしばしば。しかし、たどり着いた先には〝激安品〟が待っている。そしてこの迷い、たどり着くという時間が、ドンキを単なる店から商品に出会うためのワンダーランドに変え、買い物を楽しくしてくれるのだ。
この演出ノウハウを生かした、ドンキプロデュースのファミマが6月にオープン。お客さんに長居させることを目指して店作りするドンキと、元来早くて便利さが求められるコンビニ。果たしてどのような化学反応が起こるだろうか。
売上8000億円以上!2020年に1兆円を目指す
【ビックリ度 !!!!】
東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向けて、「ビジョン2020」を策定。売上1兆円、店舗数500店を目標としている。立地や商圏に最も適した店舗フォーマットが強みで、「ドイト」や「長崎屋」、を傘下に収めて以降ますますバリエーションが豊かになっている。
店によって出店形態がすべて違う
【ビックリ度 !!!】
来て見て楽しい、アミューズメント性を重視して、外観も内装も店ごとに個性豊か。[1]はMEGAドン・キホーテ名護店、[2]は大阪駅のエキドンキ、[3]は羽田空港のソラドンキ、そして大阪の道頓堀店([4])には観覧車が! インバウンド客にも大人気。