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目で疲れの具合がわかる!?「開眼度」と「疲労」の相関性

2018.08.07

連載/阿部純子のトレンド探検隊

疲れが顔に出ると感じる人は約8割、特に感じるのは「目のまわり」

 デジタル機器の長時間使用による心身の疲れ「デジバテ」。有職者の約4割がスマートフォンやPC、タブレット端末のデジタル機器を1日に7時間以上使用し、約6割がつながりっぱなしによる「デジバテ」を感じている。

 花王が行った20~40代を対象に行った調査では、「疲れが顔に出る」と実感した経験があるのは約8割で、特に目のまわりに疲れが出ると感じる人が多いことがわかった。

 交感神経は心身を活発にする神経で、緊張しているときやストレスを感じるときに働くいわばオンの状態で、副交感神経はリラックスしているときや休息の時に働くオフの状態。疲労の測定法として、自律神経機能によって疲労のレベルを調べる方法が一般的に良く使われるが、この測定法では、疲労が高まると交感神経活動は増加、副交感神経活動は減少する。

 花王では顔の表情と疲れの関連性について検証試験を行い、自律神経と疲労の相関性をベースに簡易に疲労を測定する方法を見出し、世界初となる「開眼度と疲労の相関性」を発見した。

 検証試験の対象者は30~40代のICU勤務の女性看護師25名。看護師は精神的にも身体的にも負担が大きい職業で、最新の医療機器に囲まれ、デジタル機器の長時間使用で起こる心身の疲れである「デジバテ」しやすい職種。

 疲労と自律神経の関係では、疲労度の深刻な夜勤明けは、交感神経活動が高く、副交感神経活動が低いことを確認。被検者25名の女性の写真を合わせて平均を出した顔で見ると、休日明けと夜勤明けを比較した場合、目の開き具合に違いがあることがわかる。

 目の開き具合を調べる「開眼度」の算出方法は下記の画像の通り。開眼度を数値化して、疲労感スコアと比較すると、開眼度は夜勤明けに大きく低下することがわかり、開眼度と疲労の相関性を発見した。

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