撮影など審判以外の業務もあり
Q:「フットサル審判員の業務は、純粋に審判員にとどまらないと聞いたことがありますが、どういった業務が伴うのでしょうか?」
志田さん:「試合の審判をすることが主な業務ですが、同時にサービス業という側面もありますので、チームの集合写真や試合の動画を撮影する業務も大会によってはあります。
公式戦とは違う環境での審判という意味では、大会主旨を考慮して無機質にルールに沿ったジャッジをすることばかりが正しいわけでもありません。
例えば、初心者ばかりの企業の親睦大会で、ゴール前で守備の選手がつい手が出てハンドをしてしまって爆笑が起きることがあります。これをレッドカードで退場させるのかどうか審判の裁量ですが、私なら盛り上がる方を選びます。こういう粋なジャッジができるのは楽しい部分でもあります」
稼ぐ金額は自分次第の側面が大きい
Q:「稼いでいる方だと、繁忙期に1か月あたりどれぐらいの収入になるのでしょうか? また、コアとなる層では月に平均どれぐらいの収入になっているでしょうか?」
志田さん:「一番稼いでる方で6~8万円ほどでしょうか。審判派遣の受注数によっても異なってきますが、毎週末と平日夜の勤務もできたりするとそのくらいは稼げると思います。平均すると月に1~4万程度を稼ぐ方が多いですが、自分次第だと思います」
ちなみに、志田さんの勤務するファイブ・フォーラック(エフスポ:公式サイト)では、関東圏を勤務地としてフットサル大会向けの審判員を随時募集している。本記事を読まれ、がぜん興味がわいた方は、問い合わせみてはいかがだろう。
協力/有限会社ファイブ・フォーラック
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)