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誰も使ってないけど実在する変なことわざ5選

2018.08.05

「自慢は知恵の行き止まり」

意味は「自慢するようになると成長が止まる」

森山さん:「結果に対して満足することはとても大切ですが、満足は慢心に変わりやすいもの。童話『ウサギとカメ』のウサギのように、『人よりできるから』といって慢心していると、少しずつ確実に成長している人に追い抜かれてしまいます。『満ち足りている人より、『足りない人』の方が、満足を目指して成長できるのかもしれませんね』

「贔屓の引き倒し」

意味は「ひいきをしすぎて、その人によくない結果を招いてしまう」

森山さん:「好きな人をひいきしてしまうのは、ある意味仕方がないことです。でも、あまりにも露骨だとまわりの人を敵にしてしまいます。『ずるい』、『なんであの人だけ?』」……そうした負の感情は、特別扱いを受けた相手に対しても向けられてしまいます。さりげなく、だれもが『それは仕方ないな』と思えるひいきができるとスマートですね。もしかすると『公平な人』と言われる人は、『ひいきをうまく使いこなしている人』なのかもしれません」

「山に蛤(はまぐり)を求む」

意味は「手段を間違えば、どんなに努力をしても成功しない」

森山さん:「向かうべきゴールを決めても、進む道を間違えればいつまで経ってもたどりつけません。どんなに努力しても、まったく意味がなくなってしまいます。結果が出なかったとき(ゴールできなかったとき)は、『進む距離が足りなかったのか(努力)』、『進み道が間違っていたのか(手段の選択ミス)』をはっきりさせて、次に活かしたいですね」

※以上、森山さんの各コメントは本書からの抜粋。

いかがだったろうか? 仕事の現場だけでなく、飲み会や合コンの席でも雑談のネタとして使えるかもしれないので、いくつか頭にインプットしておくとよいだろう。

森山晋平さんプロフィール
1981年生まれ。出版社の編集者などを経て、出版企画のひらり舎代表。2015年の独立後は、『世界でいちばん素敵な夜空の教室』(三才ブックス)、『超分類! キャッチコピーの表現辞典』(誠文堂新光社)、『毎日読みたい365日の広告コピー』(ライツ社)などを手がける。

角裕美さんプロフィール
広島生まれ。山と瀬戸内海に囲まれのんびり育つ。武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒。グラフィックデザイナーを経て絵描き・イラストレーターに。個展、グループ展など、展覧会で作品を発表。また、広告、雑誌、Web、テレビ、商業施設アートワークなどでイラストレーションを手がける。

協力/森山晋平さん、角裕美さん、プレジデント社

文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

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