4位:ワコールホールディングス ~2015年に「三愛」の水着・下着事業を買収~
「ダイバーシティ・キャリア支援室」を社内に設立し、仕事と家庭を両立しやすい環境づくりを徹底。
女性人材の活用を積極的に進める企業「なでしこ銘柄2016」(経済産業省)にも選ばれた。
同社が公表している2011年~2016年までの女性従業員の育児休業取得率は、約99%~100%と極めて高水準だ。
社員の声
「女性の管理職を作ろうと一昨年くらいから取り組み始め、試験を経て続々と管理職またはその手前のポストに合格するかたが多く出てきています。バリバリ働いて上を目指すような働き方、家庭との両立を考えて時間短縮で働く働き方等、本人の意思が尊重されるところが良いと思います」
(クリエイティブ関連職/30代前半/女性/年収350万円)
「在職当時は忙しい日々でストレスも多かったが、それに匹敵する給料をもらっていたことを転職して身をもって感じた。ワコールの福利厚生の手厚さ、報酬の良さ(もちろん仕事量に対しての)、上司のあたたかさをより感じる。部署にもよるが、自分が頑張れば、上を目指せてキャリアアップできる環境はある」(スーパバイザー/30代前半/女性/年収500万円)
3位:クラレ ~数多くの世界シェア首位製品を持つ~
各社員が特定の1週間、意識的に定時帰社する「ノー残業ウィーク」を導入。
人材育成にも注力しており、女性社員の採用人数増、職域の拡大、職場への定着の3点に重点を置き、主に管理職クラスの女性社員を対象とした研修も2017年度から実施。
公表されている同社の離職率は、自己都合によるものが0.90%(2017年度)で、働きやすい環境であることがうかがえる。
社員の声
「最近はいろんな意味でコンプライアンス遵守意識が全社的に広がっているため、サービス残業が横行していることはない。残業、休日出勤の多寡は部署によって大きく違い、忙しいところはいつまでも忙しい。ただ、忙しい部署も36協定の限度を超えることは許されていないので、一昔前と比べると随分マシになった。年休は全社を挙げて80%以上の取得を目標に掲げているので、かなり取りやすい」
(生産・製造技術/30代前半/男性/年収800万円)
「福利厚生は寮・各種手当など非常に充実していると感じる。社内の風通しも良く、非常に仕事はし易い環境であると考える。もちろん部署によって、また勤務地によって多少の変化はあると思うが、会社全体の雰囲気としては福利厚生をしっかりしていこうとする風土が醸成されていると感じる」
(財務/20代後半/男性/年収600万円)