日常生活のあらゆる場面で活用されている繊維。
景気の良い悪いに関係なく、常に世の中になくてはならない素材であるため、それを取り扱う企業は安定した経営基盤を有している場合が多い。
特に名の知れた大手企業ともなると、給与面・福利厚生が充実していて働きやすさは抜群だ。
今回は、その繊維業界の中で選りすぐりの「働きやすい企業ランキングTOP5」を紹介する。
なお本ランキングは、年間2000万人が訪れる企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」ユーザーによる「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」という、6項目における評価の平均点(総合評価)が高い繊維製品業界に属する企業をまとめたものだ。
繊維製品業界の働きやすい企業ランキングTOP5
ご覧のように、テレビCMなどでお馴染みの大手化学繊維系メーカーがズラリ。
それでは具体的にどういったところが働きやすいのか。5位の東レから、実際に働く社員の声と一緒に見ていこう。
5位:東レ ~長年にわたり働きやすい就労環境を整備~
2008年度から、ワークライフバランスの実現を目指して時間外労働の削減や年休取得の促進に継続的に取り組んでいる東レ。
2016年度の年休取得率は89.8%。
各評価項目別に見ると「休日」の満足度が高く、1~4位に引けをとらない高得点を獲得している。
社員の声
「自分の部署では残業が多めではあるが、年間総労働時間の管理や、事前の残業申請など管理はしっかりしているほうだと思います。また、生産に近い部署のため、試作やテストがある場合は休出や交代勤務する場合もありますが、その代わり代休を取得することができるため、むやみに労働時間が多くならないよう配慮されています」
(研究開発/30代前半/男性/年収700万円)
「制度は整っていて、活用しやすい雰囲気である。女性管理職も増えてきて、ロールモデルが身近にいる職場が増えてきていると思います。女性管理職を増やそうとする流れはありますが、男女の区別なく評価しようという意図を強く感じます」
(研究開発/40代後半/女性/年収1000万円)