女性の健康力向上を通した社会の活性化への貢献を目指す『ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao』は、スマートフォンやPC、タブレット端末などのデジタル機器の使用と心身の疲れに関する意識調査を、首都圏在住の643人(20代~40代の有職男女)を対象に実施した。
6 割が実感する「デジバテ」
「デジバテ」とは、当研究会が命名した、デジタル機器を長時間使用し“つながりっぱなし”の状況が続くことで起こる心身の不調の総称。デジタル機器の普及により、現代社会は飛躍的な利便性を享受できるようになった反面、調査では、多くの人が目の疲れだけではなく睡眠不満、翌朝の活力低下など様々な心身の不調を感じていることが明らかになった。全体では6割がデジバテを感じており、とくに20代は7割と、若い世代ほど実感している。(グラフ1)
「デジタル漬け」の現代人 7割がスマホ依存を自覚!4割が、寝る直前にもスマホを使用
デジタル機器の使用時間が1日7時間を越える人が約4割(42%)、10時間以上と答えた人も16%に上った。(グラフ2)自分がスマートフォンに依存していると自覚している人は、約7割(72%)おり、とくに20代では85%がスマホ依存を自覚している結果となった。(グラフ3)また、約4割(42%)は、寝る直前までスマートフォンを使用していることが判明した。(グラフ4)
目の疲れ以外にも影響多数
デジタル機器の利用によって疲れを感じる部位としては、「目(84%)」が最も多く選ばれた。(グラフ5)スマートフォンの使用時間が長くなったことで減った時間の1位は「睡眠時間(36%)」となり、日常生活にも影響が出ていることがわかる。(グラフ6)デジタル機器の使用によって心のストレスを感じるシーンとしては「つながりたくない相手とSNSでつながってしまう(52%)」、「目的も無くネットサーフィンを続けてしまう(51%)」などが挙げられた。(表1)
構成/編集部