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フルサイズのボディーにAB級で手堅くまとめたパイオニアのアンプ「A-40AE」はNautilus 801を鳴らせるか?

2018.07.28

B&W『Nautilus』で聞いた音はやや甘口

オンキヨー&パイオニアの試聴室に置かれた試聴システムはCDプレーヤー『PD-70AE』とスピーカーB&W『801 Nautilus』である。CDの音は同軸デジタルケーブルで接続されアンプ側のDACを使って再生された。801はローエンドまで伸びた38cmウーハーを搭載して、鳴らしにくいスピーカーとして知られており、セパレートアンプで駆動するが常識なのだが、『A-40AE』でどこまで鳴らせるのだろう。

以前『A-50DA』を自宅で試聴したことがあるが、クラスDらしいキレがあり、高域から低域まで解像度の高いクールな音だった。ところが『A-40AE』はそれとは逆にやわらかくてなめらかな女性ボーカルを聞かせてくれた。S/N感がよくウォームな音色だ。どちらもクラスABだが、オンキヨー『A-9150』はクラスDに近い解像度が高くややクールな音色なのに対して、パイオニア『A-40AE』はクラスAに近い甘い響きとやや量感のある低域を再生する。設計者によれば「聴き疲れのしない音を目指した」とのことなので、その意図に沿った音であることは間違いない。B&W『801 Nautilus』は発売当時の価格はペア200万円なので、試聴機の組み合わせは非現実的だが、クラスABのプリメインでも鳴らせるというデモとしては大成功だったと言える。次回はもう少し現実的なシステムで聞いてみたいと思った。チャンスがあれば『A-9150』と『A-40AE』をぜひ聞き比べて欲しい。それであなたの好みの音の方向性が見えてくるに違いない。

同社のスピーカー『S-PM30』などで構築された、現実的な推奨システム。

写真・文/ゴン川野

オーディオ生活40年、SONY『スカイセンサー5500』で音に目覚め、長岡式スピーカーの自作に励む。高校時代に150Lのバスレフスピーカーを自作。その後、「FMレコパル」と「サウンドレコパル」で執筆後、本誌ライターに。バブル期の収入は全てオーディオに注ぎ込んだ。PC Audio Labもよろしく!

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