エクステリア
カラーリングは、東武ステンレス車両標準のロイヤルマルーンの帯から、SL〈大樹〉のイメージカラーである濃紺色の帯をベースに、黄色の帯(先頭車の前面とその周囲)を組み合わせることで、コントラストを持たせた。また、乗降用ドアの横に黄色のラインを配することで、その位置の視認性にも考慮している。
方向幕(3色LEDのデジタルタイプも含む)は、フルカラーLEDに更新。側面については、「種別」もしくは「ワンマン」と、「行先」を交互に表示する。また、パンタグラフは下枠交差式(20000型、20050型)、シングルアーム式(20070型)に分かれているが、改造車の20400型は後者に統一されている。
20400型の“目玉”というべきは、東武初の個別ドアボタン(半自動ドアボタン)だ。車外は緑色の「あける」、車内は「あける」と赤色の「しめる」のボタンを配し、個別ドアボタン使用時(ボタンが灯る)は車内環境の維持に努めている。ちなみに、従来の車両は、中間の乗降用ドアを締め切ることで、車内環境の維持に努めていた。
個別ドアボタン使用の際、乗客自身が“開けたら閉める”ことを心がけ、快適な環境づくり、ほかの乗客に迷惑をかけないよう、努めてほしいと切に願う。