スタイリッシュな先頭形状で高速走行する新幹線はだれもが「かっこいい!」と思ってしまう存在! でももしそんな新幹線がかわいくなったら……!?
あのサンリオとJR西日本が奇跡のコラボレーション! ピンクとホワイトのカラーリングにリボンを巻いたかわいい新幹線「ハローキティ新幹線」が新大阪~博多間を走る山陽新幹線に誕生!
今回誕生した「ハローキティ新幹線」はかつて「のぞみ」として営業運転で最高時速300kmを初めて達成した500系が使用されている。矢のように鋭い先頭部はちびっ子をはじめ、あらゆる世代に大人気の車両だ。現在は山陽新幹線内の「こだま」が中心となっているが、500系がひとたびホームに入線すると人だかりができる。さらに東京や名古屋といった東海道新幹線区間では絶対見ることができない上、新大阪駅でもなかなかお目にかかれないレア車両なのだ。そんな500系が持つイメージとアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の世界観がマッチするということで、2015年から2018年5月13日まで500系1編成を「500 TYPE EVA」として特別仕様にした。これが大ヒットとなり、当初の終了予定を大幅に延長。実は「ハローキティ新幹線」はこの「500 TYPE EVA」だった編成をリニューアルして誕生しており、イメージとしては全く正反対のデザインとなった。
正直、この「キティ化」が発表された時の反響はかなりのもので、僕自身も衝撃を忘れられない。エヴァンゲリオンはイメージにぴったりだけど、なぜにキティちゃん?!と疑問を持ちつつ報道公開へ向かった。
さて実車を見てみるとビビットなピンクがとても目を引く。さらには、車内外の様々なところにキティちゃんを発見! そして何より、キティちゃんのふわふわしたイメージが、まあるい車体の500系(空気抵抗を減らすために丸く設計)と絶妙にマッチしている。
車体には西日本各地のオリジナルご当地キティがデザインされている。
こちらは運行を終了した「500 TYPE EVA」。同じ車両なのにここまでイメージが変わるとは……。