「足操作マウス」は、手で操作するマウスのような操作性を持つ、足で操作できるマウスです。
そもそも「足操作マウス」は、手術中に立ったまま片足でパソコンを操作できるマウスが欲しいという、がんのカテーテル手術の執刀医の要望から開発したのが始まりです。
その後、開発するにつれ、「上肢障がい者(手の不自由な障がい者)が、パソコンを操作するのにも使える」ことがわかりました。
今まで、障がい者支援施設や職業訓練施設では従来の手で使うマウスは使えなかったため、パソコンを指導する機会が皆無であり、施設に通っている人はコンピュータの世界の波に取り残されていました。
コンピュータ化が進んだ現代においては、パソコンが使えないというのは、大変困ります。実に由々しき問題です。
「足操作マウス」を導入することで、上肢障がい者がパソコンを操作できるようになります。
これにより、自治体や国立の施設でパソコンの職業訓練が可能になり、今までパソコンが使えず就業の機会が与えられなかった人たちの生活環境が、これからは好転するのではないでしょうか。
もちろん、「足操作マウス」は健常者も使えます。その場合、両手でキーボード入力をしながら、足でカーソル移動やクリック操作ができます。
「足操作マウス」で、「カーソル」を動かせるのは分かったけれど、じゃあ「文字入力」はどうするの?と思われる方もおられると思います。
ご安心下さい。パソコン画面上にキーボードを表示して、クリックなどで文字入力やキーボード操作げできる「スクリーンキーボード」という機能が、パソコンには標準で搭載されているので、「足操作マウス」だけでもキー入力が可能です!
スマホも足で操作可能です!
「足操作マウス」のクリック機構は、足で操作する時に、大変使いやすい構造になっています。
手に不自由がある人への福音。足でパソコンが操作できる「足操作マウス」。
これからは、みんながパソコンの操作に慣れ親しんで、豊かな人生が送れるようになりたいですね。
※資料 https://www.be-alive.co.jp/
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文/FURU
デジタル系ガジェットに散財する、サラリーマン兼漫画描き兼ライター。電脳ネタがテーマの漫画を得意とする→http://www.furuyan.com