■応用してラベルシールを作る
上記の基本テクニックをちょっと活用しただけで、パーティピック、バースデーカードなど、様々に応用をきかせたモノが作れる。以下の一例は、食品保存用の瓶のラベルシール。
1:保存瓶のサイズに合わせて、好きな形にノーカットシールをカット。
2:シールに文字やイラストを描いたあと、インクをよく乾かす。
3:保存瓶にゆっくり貼り、貼り終えたら軽くタオルで押さえ、圧をかけてシールを定着させる。
4:パソコンとプリンターが使える人は、テンプレートサービスを使ってラベルのひな型を作っても便利。
いかがだったろうか。付録の「なぞり描きブック」も活用して、本書にある多くの実例を真似描きしてコツをつかみ、徐々にマスターしていこう。やがて、日常生活から仕事の現場まで使えるシンプルスケッチを、バリエーション豊かにに描けるようになるはずだ。
兎村彩野(うさむらあやの)さん プロフィール
イラストレーター、アートディレクター。1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にイラストレーターデビュー。子ども・女性向けの絵、アウトドアに関する絵を得意する。2014年よりドイツの万年筆、LAMYで描く「LAMY Sketch」が人気に。
シンプルスケッチ公式サイト:http://simple-sketch.com
協力/グラフィック社
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)