小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

安く買えるだけじゃない!フードロス問題にも貢献できるシェアリングサービス3選

2018.06.25

 日本国内で、まだ食べられるのに廃棄される食品は、年間でおよそ646万トン。これは、国連の食糧支援機関WFPによる年間食料援助量の約2倍に匹敵する。

 最近になって、こうした「フードロス」を削減しようとする取り組みが官・民ともに増えている。特に2018年は「フードシェアリング元年」と呼ばれているそうで、フードシェアリングをキーワードとした民間企業のウェブプラットフォームが幾つか立ち上がっている。

 今回の記事では、その先駆けとなる3つのサービスを紹介したい。

■『TABETE』(株式会社コークッキング)

 ベーカリーやレストランなど中食・外食事業者が、閉店時にどうしても発生させてしまう売れ残りや余った食材。消費期限が当日いっぱいであれば、そのまま廃棄される運命にある。

 このフードロスを削減しようと生まれたのが『TABETE』。2018年4月29日に都内限定で正式オープンしている。基本的な仕組みは、『TABETE』に登録したお店が、フードロスを出してしまいそうなときに、対象の商品・メニューを割安価格にて告知。それを見たユーザー(食べ手)が来店して、テイクアウト用に詰めた品を引き取る(「レスキューする」)というマッチングサービスの形式。

 購入代金の決済は、(お店のレジでなく)『TABETE』上でクレジットカードにて前払いされる。なお、会員費といった別料金は発生せず、食べ手の負担は純粋に購入代金のみとなる。

 具体的な購入手順を説明すると、まず『TABETE』トップページに掲載されている登録店をチェックし、メニューをディスカウント提供しているお店を探す(常に全てのお店がレスキューを求めているわけではない)。

多くのお店が掲載されている『TABETE』のトップページ(一部)

 その店のセクションをクリックすると、詳細画面へと移る。

お店の詳細画面(一部)

 詳細画面には、ディスカウント提供されるメニュー・商品が、提供価格や引き取り時間帯などとともに記されている。ここで、引き取りに行く時間と購入数を決め、決済を行う。あとは、そのお店に赴いてレスキューする。

 本記事を書いている6月初旬の時点では、登録店は120店余りでオープンからどんどん増えている。ただ、レスキューを求めるお店は意外と少なく、夕方頃になって数店が手を挙げるくらい。登録することで、食材仕入れ量を調整するなど、フードロスを出さない方向へ意識が向いているせいかもしれない。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。