■ノートに書き出すワーク
こちらは、人に話せず、頭の中でいろいろなことをぐるぐる考えてしまう人におすすめのワーク。
1. 人に聞いてもらいたいけれど話せないことを思い浮かべる。
2. チラシの裏やノートに思いつくまま、気持ちを書き出していく。
3. 終わったら、破って捨てるとスッキリする。
(パソコンやスマホに慣れている場合は、代わりに入力してもかまわない。)
根本さんは、「きれいに書こうとしないこと。字のきれいさや文としてのまとまりも考えず、わき上がる気持ちのまま書いていく」のが、感情を解放し、スッキリさせるポイントだとしている。
本書には、上の2つを含め、全部で7つのワークが載っている。そのなかでも気に入ったワークを習慣づけることで、「心と体は軽くなり、抱え込み症候群にとらわれることは減ってゆく」と、根本さんは力説する。こうして気持ちの変化を実感したら、本書の後半で述べている人間関係のレッスンへすすみ、抱え込みからの卒業を目指そう。
根本裕幸さん プロフィール
心理カウンセラー。1972年生まれ、大阪府在住。2000年よりプロのカウンセラーとして、延べ15,000本以上のカウンセリングと年間100本以上のセミナーを行う。『頑張らなくても愛されて幸せな女性になる方法』(リベラル社)、『心の地雷を踏まないコツ・踏んだときのコツ』(日本実業出版社)、『敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法』(あさ出版)など、多くの著書を手がけるほか、テレビやラジオへの出演、企画・制作協力なども多数。公式ブログ:https://nemotohiroyuki.jp
イラスト:ヤマサキミノリさん
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)