■「抱え込み症候群」の人が増加中
「夜は用事があるのに、残業を頼まれると断れない」、「いろいろ悩みがあっても、親しい人にも相談できない」、「他人の何気ない一言に傷つくが、何も言えない」などの理由で、ストレスを抱え込んでしまう「抱え込み症候群」にかかっている人が増えているという。
もし、こうしたストレスをどんどん蓄積してしまうと、いつの日か…
と、爆発したり、心身に不調をきたしたりと、トラブルを引き起こすかもしれない。こう警告するのは、心理カウンセラーの根本裕幸さん。
根本さんによれば、「人に頼らずに一人で解決しようとする」とか「自己肯定感が低い」というような性格特性を持つ人は、とくに「抱え込み症候群」にかかりやすいという。現代人に特有の人間関係の希薄さも、この傾向に拍車をかけるそうで、他人ごととは言えない。
ただ、厄介そうなこの症状にも処方箋はある。根本さんは著書の『ついつい抱え込んでしまう人がもう無理! と思ったら読む本』(リベラル社)で、「抱え込み症候群」から脱出するための思考のセルフケアやイメージワークを数多く記している。これらは、いずれも難しいものではなく、実践してゆけば心の重荷がラクになり、抱え込んでしまうクセからも解放されるなど、効果は「絶大」。今回の記事ではイメージワークにはどんなものがあるか、2例を紹介しよう。
■おまじないを唱えるワーク
自己肯定感が低い、自分と人をつい比較しがち、人の顔色を読んでモヤモヤしてしまう人におすすめのワークが、「おまじない」を唱えるというもの。
1. まわりの人をうらやむ気持ちになったときや、他人の幸せな様子を見るのが辛くなったとき…
2. 目を閉じて「ストップ!」と思考にブレーキをかける。
3. 「人は人、自分は自分」と心の中で唱える。気持ちが落ち着くまで、ゆっくりと繰り返す。
4. 誰もいないところでは、声に出して唱える。
根本さんは、「おまじないには自己暗示の効果」があると述べている。これを行うときは、「感情を込めずに、呪文のような感覚でブツブツ言う」のが、より効果的だとも。
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