■美人のクローゼットをつくるには
クローゼットを片づけたら、次のステップは服を買い足してより充実させること。えみさんは、かおるさんからおしゃれの先生を紹介されて、おしゃれセミナーに参加することに。
先生が参加者に最初に尋ねたのは、「『こうなりたい』という目標を教えてください」というもの。でも、えみさんは、目標としたいおしゃれがよくわらない、としどろもどろ。そこで、先生が教えたのが「スクラップで見える化」。おしゃれはスクラップで見える化
スクラップのつくり方は、以下の3ステップで。
1. 憧れライフを描いた雑誌を用意する
自分の好きなテイストや、未来のライフスタイルに合う雑誌を選ぶ(エレガントタイプなら『BAILA』、クールタイプなら『Oggi』というふうに)。
2. 好きな服やアイテムを切り抜き、ノートなどに貼る
3. キャッチフレーズもコラージュする
いいなと思うキャッチコピーがあれば、それも切り貼りする。また、「持っているピンクのシャツと合いそう」のようなコーデ案など、一言メモも書き添える。
こうすれば、ただ誌面を見ているだけより印象に残ると、衣笠さん。
■なりたいイメージに合うアイテムをそろえる
衣笠さんによれば、なりたい自分のイメージは、「クール」、「エレガント」、「キュート」の3つのタイプに分かれるという。どんな服を買えばよいか悩む場合、自分がどのタイプなのか見極める。さらに、色、ライン&デザイン、素材&柄の要素で似合うものにすると、美人度がアップするとも。
本書の後半は、タイプ別のコーデ集になっているので、それらを参考におしゃれの幅を広げ、なりたい自分を目指そう。
衣笠環さん プロフィール
1978年生まれ、大阪府出身のパーソナルスタイリスト。コンプレックスを持っている女性にきれいになって自信を持ってもらいたいと、女性のためのスタイリングサロン「ビューティリア大阪サロン 」を開業。日本のみならず、海外からも顧客が来店する人気サロンとなる。現在はメイクレッスン、ファッションコンサルティングの他、起業女性のブランディング、婚活恋活レッスンなども行う。2018年現在、1,500 名以上の個人コンサルティングを行い、パーソナルスタイリスト養成講座では200名余りの生徒を育成。公式ブログ:https://ameblo.jp/beauteria-osaka/
イラスト/harumiさん
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)