「最近、少し動いただけで疲れる…」日頃から運動をしていないと、やはり体力は低下する。運動はしなくてはいけないと分かってはいるものの、どうしても時間が取れなかったり、ジョギングなどを始めても3日坊主になってしまったりする。そんな人々のニーズに応える、とっておきの運動方法がある。それが“走らないジョギング”「スロージョギング」だ。このスロージョギングについて、スロージョギング協会の認定指導員である佐藤 紀子さんにポイントやビジネスパーソンにとってのメリットを聞いてみた。
■走らないジョギング「スロージョギング」とは?
「運動をする機会がない」「運動が苦手で億劫」という人にぜひ今、おすすめしたいのが「スロージョギング」だ。このスロージョギングとは、隣の人と話ができるくらいの運動強度で行うジョギングのこと。もともと、ジョギングは有酸素運動であることから、ダイエットからメタボリックシンドロームへの対策、生活習慣病の予防や治療などに有効だといわれている。
しかし、運動に対してネガティブな想いを持っている人にとって、定期的なジョギングは続かないばかりか、疲れる一方。そんなときに、疲労がたまらない強さで走るスロージョギングは、これまでの運動嫌いを覆す新しい運動といえる。
■「スロージョギング」3つのポイント
では、実際に、スロージョギングの方法を見てみよう。ポイントは、次の3つ。「ニコニコペース」をキープし、「20cm~30cmくらいの歩幅」、「着地は指の付け根」で行うこと。さらに1秒に3歩を目安に最適なリズムを刻むことが勧められている。大切なのは、笑顔で隣の人と話ができるくらいのペースで行うこと。まずは歩く人のペースに合わせて走ってみるといい。
1.ニコニコペースをキープ
2.歩幅は20~30cmくらいに
3.指の付け根から着地する