灯台下暗し!?ロディアのシャープペンをご存じですか？

■連載／文具ソムリエール菅 未里の「誘惑文具」

質問：菅さん、格好いいシャーペンってないですか？　格好いいボールペンや万年筆はたくさんあるんですが、シャーペンは実用重視のものばかりという印象です。珍しくスタイリッシュな、パーカーの「ジョッター」のシャープペンは愛用していますが、他にも欲しいです。

A：おっしゃる通りで、シャープペンは比較的機能重視のものが多いのが特徴なんですよね。ただ、デザインに力を入れたものも、多くはありませんが、あります。

ジョッターもそうですが、すでにお持ちということなので、ロディアのシャープペンではいかがでしょうか。

そう、あのブロックメモの、フランスのロディアです。ロディアはメモばかり注目されますが、実はペンがかなり、いいんです。このシャープペン「スクリプト」も、ほら、アルミニウムボディの表面に「ヘアライン加工」でつけてある、細かい傷がそそりませんか？

写真でお伝えできないのが残念なんですが、スクリプトはノックの感触が独特です。ソフトなんですね。よくある「カチッ」ではなく「ヒュ」という感じ。高級感があります。

六角形のボディも独特なので、これを使っていると必ず「それ、どこのですか？」という話になります。そういう質問をするのはたいがい文房具好きなので、「ロディアですよ」と答えると驚かれること請け合いです。