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こんなに危険だった!目に強い紫外線を浴びた時に起こるリスク

2018.06.09

■眼科医が教えるビジネスパーソンのケア術

紫外線は一年中降り注いでいるといわれている。毎日の通勤時のほか、夏のアクティビティを屋外で行うときなどには、オフィス勤めのビジネスパーソンであっても、目に紫外線を浴びるシーンが増えるだろう。また内勤でも、窓から差し込む紫外線光線には注意が必要だ。

そこで、目の紫外線ケアの方法について、ビジネスパーソンにおすすめの方法を杉本先生に教えてもらった。

●UVカット機能のあるサングラスを使用

「紫外線を遮断することが大前提です。おすすめなのはUVカットのサングラスをかけることです。サングラスは、色が濃くてもUVカット機能がなければ紫外線はカットされないので気をつけましょう。注意が必要なのは、UVカット機能がなく、ただ色が濃いだけのサングラスです。瞳孔が開くことから、サングラスをかけていないときよりもかえって多くの紫外線を取り込むことになってしまうと考えられます。

またコンタクトレンズの方は、UVカットのコンタクトレンズ+サングラスにすると、よりよいと思います」

●角膜ダメージを修復する目薬を使用する

「紫外線による角膜ダメージを放置すると炎症をきたし、先の眼病を引き起こすことがあります。その対策となるのが目薬です。角膜の組織代謝を促進し、ダメージの修復を促す活性型ビタミンB2や、角膜に潤いを与え保護するコンドロイチンなどの成分が含まれている目薬があります。これらの角膜ダメージを修復する機能を持つ目薬をさすことでケアすることができます」

■パソコンやスマホなどからのブルーライトにも注意を

ビジネスパーソンは内勤の場合、紫外線だけでなく、パソコンやスマートフォンなどの画面から発せられるブルーライトによる目への影響も気になるところだ。

「ブルーライトも紫外線と同様、角膜や水晶体で吸収されず、そのまま網膜に達してしまいます。ブルーライトを浴び続けると、網膜の中心部にある黄斑(おうはん)がダメージを受け、加齢とともに増える『加齢性黄斑変性』の原因になる場合があります。

またブルーライトを見ることで、生体リズムや生理的調整機能、痛みの発生にも影響を与え、目の疲れ、頭痛、不眠などが起きることがありますので注意が必要です。特に睡眠ホルモンといわれるメラトニンが出る夕方から夜にかけて、ブルーライトをたくさん浴びると睡眠障害の原因となります」

これから夏のレジャーで外に出ている時間は増えていく。サングラスをつけるならUVカット機能付きを選ぼう。また、毎日パソコンやスマホを長時間見ているならブルーライトによる影響も意識し、目を守る万全の対策を行おう。

取材協力

杉本由佳先生
1957年9月1日中目黒生まれ。
1982年埼玉医大卒業。埼玉医大4年在籍の後、子育てをしながら勤務医の後、1999年医療法人社団映光会中目黒眼科を開設。2015年6月に生まれた地に、父のビルを建て直し、オペ室を完備。最新の機器を揃え、地域医療のため、年中無休の眼科を続けている。医師にとっては大勢の患者さんであっても、患者さんにとっては1人の医師である。をモットーに、24時間院長が対応している。
中目黒眼科 http://www.eikoukai.jp/

取材・文/石原亜香利

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