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梅雨時のいや~なニオイを解消する方法

2018.06.10

今年もそろそろ梅雨入りだ。そんな中、梅雨の時期に陥りがちないや~なニオイへの対策法を知っておくことで、快適な毎日が過ごせるものだ。そこで今回は、梅雨のニオイ対策を公益社団法人におい・かおり環境協会理事の大同大学の岩橋尊嗣特任教授の監修の下、紹介しよう。

■梅雨のニオイの原因は「細菌の繁殖」

じめじめした毎日が続く梅雨。雨が続くと、生活環境の湿度が上がり、湿気が多くなることによって細菌やカビが繁殖する条件が出揃う。これらがニオイを作り出すもとになる。

岩橋特任教授によると、ニオイが発生する主な原因は、細菌やカビの繁殖によって不快臭が作り出されることにあるという。細菌やカビの繁殖条件は、主にエサ、水分・湿気、温度、酸素の4種にしぼられる。

これらの条件のうち、一つでも無くすことを考えればニオイ対策は可能となるという。

具体的に、梅雨に起きやすいニオイへの具体的な原因と対策をみていこう。

1.生乾きの洗濯物のニオイ

衣類が半乾きのまま、もしくは湿ったまま長時間置くと、細菌が繁殖してニオイが出る。主な原因は、汚れなどが落ち切らずに、繊維中に残留していること、特に皮脂が染み込んだ下着類では、細菌が繁殖しやすいため注意が必要。

【対処法】

・脱いだ衣類を濡れたまま放置せず、すぐに洗う。
・洗濯が終わったらすぐに干す。
・素早く乾かすために除湿機やエアコンの除湿機能、扇風機などを使用する。
・乾燥機を使って乾かす。
・細菌の発生を防ぐために酸素系漂白剤や重曹を利用する。

2.玄関・靴・下駄箱のニオイ

靴にしみ込んだ汗や水分が細菌繁殖のもとになり、下駄箱や玄関全体の嫌なニオイとなる。濡れているのに下駄箱にすぐにしまったり、濡れた傘などの湿気のある場所に濡れた靴を密集させて置いたりするのも原因。

【対処法】

・雨で湿った靴を脱いですぐにしまうのは絶対に避けること。完全に乾いてからしまう。風通しの良いところで、丸一日は置いておこう。

・汗が気になる靴は、除菌・殺菌のために市販のエタノールを靴の内部に吹き付け、つま先部分には、コットンやペーパータオルにエタノールを染み込ませたものを詰める。さらにこのとき、ユーカリ油、ローズマリー油、ティートリー油、ヒバ油など抗菌性の強い精油を一滴使用し、一日以上乾燥させると良い。市販の除湿剤を靴の中に入れて放置する方法も。

・汗のニオイは酸性なので、下駄箱にアルカリ性の重曹を置いて中和し、消臭することもできる。それでも下駄箱の嫌なニオイが取れなければ、通気性を良くして、ニオイの吸着力を有する、炭(白炭、黒炭)や天然ゼオライトの使用も有効。特に天然ゼオライトは吸湿性に富んでおり、しかも安価であるという魅力もある。

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