「バチェラー」にはA面とB面がある。
A面はラグジュアリーな空間で繰り広げらる、バチェラーのロマンチックな恋愛模様。
B面は女性陣による嫉妬、駆け引き、謀略といった生々しい争い。
画面に見えるものは、高尚だがやっていることは下世話。この反比例が「バチェラー」の最大の魅力だと思う。
また、参加女性にはタレントが多い(本名ではなく芸名で参加している人も)。タレント勢はサバイブすれば、するほどに名前が出る。彼女たちの「バチェラー」とは婚活かつ売名行為。相反する2つの目論見がある。ゆえに物語が複雑となり、 “真実の愛”なるフレーズに頓馬さも出てくる。それが良い。
最後に少しネタバレ。
「バチェラー」は推しメンを作って見るのがオススメ。昨年12月に女性陣が発表された際、僕は下記4人の女性を推しメンとした。というよりも、最後の3人に残りそうな女性を予想した。
1人目は大野愛友佳、IT企業勤務の23歳。
2人目は小口那奈子、税理士アシスタントの27歳。
3人目は桃田奈々、アパレルバイヤーの26歳。
あと保険で4人目、宮瀬彩加、レザークリエーターの24歳。
5話目の段階で女性陣は20人から7人に。僕の推しメンで残ったのは小口那奈子と桃田奈々の2名のみで。大野愛友佳は2話目、宮瀬彩加は3話目でドロップアウト。
競馬でいう3連複は早々に負けた訳である。
しかし、こーやってバチェラー評を書いている身。小口さんと桃田さん、どちらかがバチェラーに選ばれる最後の1人になってくれることを願っている。
文/ヨシムラヒロム
イラストレーター、コラムニスト、中野区観光大使