■比較的少量の衣類・布製品のクリーニングに最適
『Sonic Soak』は、一度に2kg近くの衣類・布製品を洗濯でき(すすぎと乾燥は別途行う必要がある)、洗濯機でも実現できないかった超微細なレベルの汚れまで落とすという。手洗い専用の素材も優しく洗いあげることができ、機器は軽くてかさばらないので、旅先での洗濯でも重宝する。所用時間は数分程度、そして、普通の洗濯機の1/15の消費電力、1/40の水量で洗浄でき、エコの観点からも優れもの。
■衣類・布製品だけでないマルチな用途
『Sonic Soak』は、カミソリ、歯ブラシ、メイクブラシ、哺乳瓶など、意外と細菌の繁殖しやすいアイテムの洗浄・殺菌にも効果的。こうしたものも、容器にはった水に入れて、衣類と同様に洗浄する。もちろん、食器洗いにも使えて、家事の時短化にも有効だ。
■果物・野菜の残留農薬落としにも
例えばイチゴには、20種類もの殺虫剤が使われることがあり、残留農薬も比較的多い。こうした残留農薬が気になる果物や野菜にも『Sonic Soak』が活躍。流水では落とし切れない残留農薬も、さっぱり落としてしまうという。
■米国のクラウドファンディングでは9500%超の達成率
『Sonic Soak』は、米国の大手クラウドファンディングサイトIndiegogoにおいて、目標額の9536%の達成率となる194万1005ドルの調達に成功している。今は、日本のクラウドファンディングサイトとしておなじみのMakuakeにて、先行予約キャンペーンを6月末まで実施している(発送予定は11月)。こちらも快調で、目標額100万円に対し、約3000万円(約3000%)という驚異的な達成率を誇る(5月13日時点)。
念のために付け加えると、日本に上陸する『Sonic Soak』は、2016年の初代機登場以来、改良を重ねた3代目にあたる。1代目と2代目は累計で数万台を販売しており、信頼性は折り紙付き。Indiegogo発の製品には微妙なものもあったりするのだが、『Sonic Soak』の完成度については不安視する必要はないだろう。
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)