[1997年]PCのデザインを一新したエポックメイキングな一台
ソニー『バイオノート505 PCG-505』オープン価格(実勢価格約25万円/発売当時)
従来機種に比べてスリムかつ、マグネシウム合金を採用したこれまでにないクールなデザインの筐体を採用。与えたインパクトは大きく、一時期〝銀パソ〟と呼ばれるシルバーカラー&薄型のサブノートPCがブームになったほど。
〈 法林’s Comment 〉ソニーはこの〝銀パソ〟やエンタメ機能で、ビジネスマン以外にPCユーザーの裾野を広げた。
[1998年]小型CCDカメラを搭載したモバイラー垂涎の一台
ソニー『バイオC1 PCG-C1』オープン価格(実勢価格約25万円/発売当時)
8.9型ウルトラワイドディスプレイに、タイピングしやすいフルキーボード、さらにCCDビデオカメラ「モーション・アイ」を搭載。PC+カメラで撮ってすぐ加工して送信できるなど、新しい写真の楽しみ方を提案した。
〈 太田’s Comment 〉まだノートPCにWebカメラ搭載が一般的でない時代。自撮りができるカメラは希少でした。
[2002年]両手で持って使う、変わり種ミニノート
ソニー『バイオU PCG-U1』オープン価格(実勢価格約15万円/発売当時)
6.4型のTFT液晶ディスプレイにWindows XPを搭載した、超小型ノート。両手で持って操作する「モバイルグリップ・スタイル」を提唱。PCカードスロットを備え、PHS通信も可能だった。
〈 太田’s Comment 〉軽さ、コンパクトさをとことん追求。いつでもどこでも使える小さなPCに憧れました。
[2002年]ボンネット型天板で軽さと堅牢性を両立
パナソニック『Let’s note LIGHT CF-R1RCXR』オープン価格(実勢価格約18万8800円/発売当時)
今やビジネスPCの代名詞となっている『Let’s note』だが、堅牢かつ軽量な筐体や長時間駆動など、今につながるスタイルが確立されたのがこの頃。自動車のボンネットから着想を得たという軽くて丈夫な天板もここで採用された。
〈 法林’s Comment 〉パナソニックはノートPCでは後発で、いろいろ苦戦した結果、今のスタイルに行き着いた。