★総合傷病ランキング(犬猫別、年齢別)
子犬・子猫(0歳)ともに「下痢」が1位となった。また、犬・猫や年齢によって、かかりやすい傷病に違いが見られることがわかった。子犬(0歳)に特徴的な傷病は「骨折」であるのに対して、高齢犬(7歳以上)は「歯周病」や「僧帽弁閉鎖不全症」(心臓に関する傷病)や「歯周病」が見られた。子猫(0歳)に特徴的な傷病は「結膜炎」「外耳炎」「猫カゼ」であるのに対して、成猫(1歳~6歳)は「尿石症」、高齢猫(7歳以上)は「腎不全」や「腫瘍」、「糖尿病」が見られた。
子犬・子猫で1位が「下痢」になった理由として、子犬・子猫は環境の変化によるストレスに左右されやすいことや、消化器系が成熟しきっていないため、体調が不安定になる傾向があるようだ。
今回の調査では犬・猫や年齢によってかかりやすい傷病が異なることが判明した。また、「異物誤飲」や「骨折」は飼い主さんの対策次第で予防することが可能な傷病。大事な「うちの子」のために、犬・猫が暮らしやすい環境を整えてほしい。さらに、定期的な健康診断は、傷病の早期発見に繋がる。予防接種と併せて健康診断を受診するのも良いだろう。
【調査概要】
調査対象:2017年1月1日〜2017年12月31日の保険金請求実績に基づく(直接請求分のみ)
調査サンプル数:3万6822件(調査結果1・3)調査サンプル数:2231件(調査結果2)