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犬と猫はどんな病気にかかりやすい?ペットの傷病・手術ランキングTOP10

2018.05.19

飼っているペットが病気になったことはあるだろうか。アイペット損害保険は、2017年に保険金請求実績に基づく「ペットの傷病ランキング」を発表した。

★総合傷病ランキング(犬猫別)
犬・猫ともに「皮膚炎」「下痢」が上位3位以内で共通している。一方、犬・猫による違いが見られた傷病もあった。犬に特徴的だった傷病は、小型犬に多く、手術を伴う可能性がある「骨折」や「膝蓋骨脱臼」といった傷病だった。一方、猫に特徴的だった傷病は「膀胱炎」や「腎不全」といった泌尿器系の疾病となった。犬・猫別に上位10以内の平均診療費を比較したところ、犬は「骨折」13万1300円が最も高額な傷病だったのに対して、猫は「異物誤飲」7万5600円が最も高額な傷病だった。

ちなみに、犬・猫ともに5位だった「異物誤飲」は、飼い主が気をつけることで予防することができる。犬・猫の届くところには危険なものを置かない、キッチンなど食べてはいけないものがあるところには柵を設ける、安全なおもちゃを与えて噛みたい欲求を満たしてあげるなどの対策が有効。

★手術ランキング(犬猫総合)
手術を伴った傷病に限って集計をしたところ、高齢の犬・猫によく見られる「腫瘍」が1位となった。以下、幅広い年齢の犬・猫によく見られる「歯周病」や若齢の子や食欲旺盛な子は特に注意が必要な「異物誤飲」が続いた。ちなみに、10位の「白内障」の平均診療費が41万4800円と上位10以内で最高額となった。

同社獣医師によると、「白内障」の診療費が高額な理由として、手術器具や技術が特殊であることや、実施施設が専門病院などに限られていることが多く、診療費が高額になる傾向があるようだ。「白内障」の主な原因は加齢だが、若齢で起こることもあり、トイ・プードルやポメラニアンなどの犬種は特に注意が必要。白っぽくなった目をみて異変に気付く、机や椅子等にぶつかって歩くペットを見て「見えてないのでは?」と通院に繋がることも多いようだ。

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