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49年の歴史に終止符を打つ東武鉄道〝最後の1800系〟1819編成の軌跡

2018.05.20

■一躍人気者に

 1819編成に2度目の転機が訪れたのは、2005年10月2日。第1回の東武ファンフェスタが南栗橋車両管区で開催され、館林発の〈東武ファンフェスタ号〉や、車両撮影会の“モデル”に起用された。以降、東武ファンフェスタの車両撮影会では、2008・2009年を除き、毎年展示された。

“1819編成再生”のきっかけとなった、臨時電車〈隅田川花火号〉浅草行き。

 そして、2006年7月29日に臨時電車〈隅田川花火号〉浅草行きとして運転。団体専用列車以外の営業運転は、急行〈りょうもう〉運用勇退後、初。しかも、乗車券のみで乗車できるとあって、乗客の9割がレールファンという、大盛況ぶり。1800系が初めて脚光を浴びたのではないだろうか。

 東武によると、急行〈りょうもう〉の特急格上げにより、役目を終えた1819 編成を臨時電車〈隅田川花火号〉に登用することで、話題性を演出したという。しかし、反響が大き過ぎたのか、2007年の同列車は、通勤形電車の30000系で運転された。

1800系臨時快速運用の初期は、「新型車両」と勘違いする乗客が続出した。

1819編成は、2006年以降が“全盛期”なのかもしれない。

 さらに、同年のゴールデンウィークから、日光・鬼怒川方面への利便性向上と話題性を図るため、臨時快速に起用。下りは南栗橋―東武日光間、上りは東武日光―北千住間に運転された(運転区間の変遷については割愛)。当時、1819編成はヘッドマークなしの状態で営業運転に就いていたが、秋季から「臨時」を掲出。以降、団体専用列車運用時も、このヘッドマークを掲げた。

シートモケット更新前の回転式クロスシート。

 2010年には“簡易リニューアル”が行なわれ、シートモケットを金茶色から300系、350系と同じ茶色に更新。乗降用ドアに点字つきドアステッカーを貼付。車体側面はサボ受けの撤去及び、号車ステッカーが貼付された。

 また、2012年には、先頭車に東武グループロゴを貼付。ほかの車両はフューチャーブルーに対し、1819編成は“フューチャーホワイト”となり、ジャスミンホワイトの帯よりも“白さ”を強調した。

臨時快速の後年は、上りの東武動物公園で、“新旧〈りょうもう〉”が並んだ。

 2013年11月19日、車両基地の収容能力を理由に、南栗橋車両管区南栗橋本区に再度転属された。

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