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49年の歴史に終止符を打つ東武鉄道〝最後の1800系〟1819編成の軌跡

2018.05.20

■急行〈りょうもう〉リターンズ

1720系共々、“Simple is Best”のヘッドマークを掲出。

 1800系は様々なヘッドマークを掲出しているが、やはり急行〈りょうもう〉のヘッドマークが一番似合う。文字だけのシンプルなもので、昭和の雰囲気を漂わせる。

ビジネスライナー用ヘッドマーク。

 実は急行〈りょうもう〉のヘッドマークは、もうひとつあり、1990年9月25日のダイヤ改正で、「ビジネスライナー」のヘッドマークが登場した。これは一部の優等列車を対象に、定期券での乗車を可能にしたものである(現在はすべての特急で、定期券乗車ができる)。書体はポップな感じに変わり、赤の太帯と青の細帯を添えた。

 急行〈りょうもう〉運用勇退後、東武トラベル(現・東武トップツアーズ)主催のツアーで2回、東武ファンフェスタで3回、これらのヘッドマークが掲出され、往年の姿がよみがえった。

■“長くても、あと5年もってくれれば”と思っていたが……

塗装が欠けて鋼製車体がむき出しの姿に(2010年撮影)。

“寿命が近づいてきたのかな”と思わせる車体の傷みに、心が痛む(2016年撮影)。

 1819編成は2010年頃から車体に傷みが見られ、徐々に老朽化が進んでしまったようだ。2016年には、それが広範囲にも及び、私は“長くても、あと5年もってくれれば”と思っていた。

 しかし、老朽化が想像以上に進んでいたのだろう。東武は2018 年4 月5 日に、1800系の引退を決めた。あと1年活躍してくれれば、2019年で生誕50周年を迎えただけに、誠に残念である。できれば、2020年の東京オリンピックまで活躍してほしかったと思う。

1720系は数両が静態保存されている。

 東武によると、1819編成の“後任”はないという。また、8000系8111編成(東武博物館保有)のような動態保存や、廃車後の静態保存もないという。仮に静態保存で先頭車1両を引き取るにしても、莫大な費用がかかってしまうので、おそらく1両も残らないだろう。

 1819編成は、2018年5月20日のラストランが最後の“晴れ舞台”となる。そして、翌日には、一部の駅で「1800系引退記念乗車券」が発売される。

1800系は永久に不滅です。

 1800系、長いあいだお疲れ様でした。

取材・文/岸田法眼

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