■連載/個人で始める働き方改革!ショートカット仕事術
第8回 爆発的な生産性を生み出す仕事環境
世界各地に分散した26名のメンバーとともに、現在27のプロジェクトを回しています。週休3日・週30時間労働を維持するために、究極の生産性を追求しています。限られた労働時間の中でより高い成果を残して労働の「質」を上げることが働き方改革の本質だと思いますので、自ら実践して、そこで得たことをお客様に共有するのです。様々な試行錯誤の中で、どのような仕事環境を整えているかを紹介します。
■ペインとゲインを頭に入れて
無駄なことをせず、より大きな成果を残すことを目指すべきです。その実現手段として痛み(ペイン)をなくし、よりプラスを獲得する(ゲイン)ためのツールや設備を使用した方が良いのです。例えば、ノートパソコンやタブレットはなるべく最新のモデルを使用して、ストレスをなくして作業効率を高めます。通勤の時間を減らし、自宅で快適に仕事を行うことで心身共に良い状態を保ちます。
■オフィスなし
メンバーの働く場所を拘束することによって、個々人の生産性を落としたくないので、オフィスを持たないことにしました。どこでも働けて誰とでも気軽に会話ができる環境を整えました。そこで、Office 365といったコラボレーションツールはもちろん、スペースマーケットなどで空いている会議室をネットで予約して接客に使い、オンライン秘書サービスを使って出張手配やレストラン予約をしています。また、コワーキングスペースを活用して、メンバーとのディスカッションや連載の原稿作成をしています。私がよく使うBasis Pointは都内に5拠点あり、30分200円から利用ができてWiFi/電源/フリードリンクがあって静かですので、喫茶店で肩身の狭い思いをして仕事するより生産性が上がります。
確かに目の前に同僚がいた方が気軽に相談しやすいかもしれません。そこで、メンバーのプレゼンス(在席状況)を見えるようにして、気軽にチャットで話し掛けるようにしました。まるで、隣の席に話しかけるような感覚で。かしこまった会議より、こういったカジュアルな会話の方が新しいアイデアが生まれるものです。