Q:最後になりますが、多くの人は(誤認やフェイクではない)UFOとは、地球外文明由来のドローンか乗り物だと考えています。果たして、その認識で正しいのでしょうか?
加藤さん:残念ながら、地球外から来たという決定的な証拠はまだ誰も証明していません。これを証明するには、他の惑星から出発して地球までやってくる様を生中継しなければなりませんが、現実的ではありません。
また、UFOの起源については近年、じつに様々な説が出ておりますがどれも決定打になっていません。しかし、昨年から米軍がUFOに遭遇し、ビデオで撮影した信頼できる映像の証拠が出てきています。また、私はかつて航空自衛隊の元空将にインタビューをしましたが、日本の航空自衛隊のパイロットも間違いなくUFOに遭遇しているとのことです。
つまり、現時点では、その起源や正体は解らないものの、地球の空には我々とは異質な存在が飛んでいることは間違いないでしょう。そのような観点から考察すると、私たちが日常で目撃できないわけがありません。ただ私たちは空を眺める時間が少ないから、遭遇していないだけ、とも言えますね。是非、休みの日はゆっくりと空を眺めてみてはいかがでしょうか。
2018年1月14日にデジタルビデオカメラで撮られ、今回初公開となる、神奈川県海老名市の空に突然現れた謎の飛行物体。4階建てのビルのすぐ上を音もなくゆっくりと飛び、時折自ら発光し、形状を変えながら大山・丹沢山系の方向へ飛んで行った。
2017年12月3日、前の写真とほぼ同じ場所で発光する大群が出現し、iPhoneのビデオで撮影したカット。数え切れないほどの発光体が青空で輝いていたが、一部は低空で4機の編隊を組んで発光しながら飛んでいた。両方とも事前に強い予感があって撮影したが、海老名が特別な出現スポットなわけではなく、UFOはどこにでも出現する。
加藤純一さん プロフィール
1970年秋田市生まれ、相模原市在住。2000年に日本最大のUFO研究団体となる日本UFO調査・普及機構(OUR-J)を創設。以来、専門機関紙『UFO Report Japan』、テレビなどのメディア露出や講演を通じ、UFOの実在性を啓蒙。2000~12年にかけ、東京造形大学では非常勤講師として「UFO学講座」受け持つ。近著(電子出版)に『UFO – 飛翔体 遭遇とその軌跡』がある。
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)