■もやしは使い勝手の良いコスパ最強の食材
「味が平板で、かさ増しのための節約食材」といった、ネガティブなイメージで受け取られることもある「もやし」。
しかし、裏を返せば、様々な食材と組み合わせできて使い勝手が良く、コスパも高い食材という見方もある。かさがある割には、ほとんどが水分なので、ダイエットのサポート役にもなる。
そうしたもやしの美点をもっと感じられないかと、1冊のレシピ集へと昇華したのが、料理研究家のきじまりゅうたさんだ。きじまさんの著書『ぜんぶ もやしレシピ』(世界文化社)には、幾つかの知っトク情報をはさんで、もやし愛にあふれた数多くのレシピが掲載されている。
今回は本書から、これまでのもやしに対する固定観念をくつがえすレシピを、いくつか紹介したい。
■もやし目玉焼き
きじまさんが、「もやし料理ならぜったいコレ!」と挙げた「究極もやしレシピ10」の1つ。卵の黄身をソースにして食べよう。
【材料(2人分)】
 もやし:1袋
 サラダ油:大さじ1/2
 塩:少々
 粗びき黒こしょう:少々
 卵:2個
 しょうゆ:適量
【作り方】
 1. フライパンにサラダ油を中火で熱し、もやしを入れてしんなりするまで炒める。
 2. 塩、こしょうをふり、フライパンの中でもやしを2等分し、それぞれの中央にくぼみを作り、卵を割り入れる。
 3. ふたをして卵が好みのかたさになるまで焼き、器に盛る。好みでしょうゆをかける。
■豆もやしのトマト炒め
きじまさんは「もやし料理は、おつまみにも最適」と、お酒のお供となる13種のレシピを掲載している。「豆もやしのトマト炒め」は、トマトの酸味がきいたさっぱりしたもので、ハイボールやビールなどに合う。
【材料(2人分)】
 豆もやし:1/2袋
 トマト(ヘタをくり抜いて、8等分のくし形切り):小1個分
 薄力粉:適量
 オリーブオイル:大さじ1
 しょうゆ:大さじ1
【作り方】
 1. トマトに薄力粉をまぶす。
 2. フライパンにオリーブオイル大さじ1/2を中火で熱し、豆もやしを入れてしんなりするまで炒め、取り出す。
 3. 同じフライパンにオリーブオイル大さじ1/2を熱し、トマトを入れる。断面を焼きつけ、全体に焼き色がついたら2.の豆もやしを戻し入れて、しょうゆで調味する。







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