それでは、ここからは新型「ラムダッシュ」の機能をもう一度整理しておこう。
パナソニック
メンズシェーバー ラムダッシュ(3枚刃) ES-ST8Q
オープン価格
本体寸法/高さ165×幅65×奥行き55mm
外刃/ステンレス刃物鋼3枚刃
内刃/30°鋭角ナノエッジ内刃
リニアモーター駆動/毎分約1万3000ストローク
主な機能/ヒゲセンサー、ヒゲ起こしフィン、スムースローラー、泡メイキングモード、泡スルーヘッド、密着スイングヘッド ほか
5月1日発売
今回の新型「ラムダッシュ」では、まず従来から提案してきた肌に優しい泡剃り機能を、引き続き搭載。洗顔剤やボディーソープなどでも手軽にきめ細かな泡が作れる「泡メイキングモード」、泡やジェルを程よく肌の上に残す「泡スルーヘッド」、そしてジェルや泡を外刃に届けて肌との摩擦を低減する「スムースローラー」は、いずれもお風呂剃りの元祖である「ラムダッシュ」ならではのオリジナル機能だ。
そして今回、リニアモーター駆動やヒゲセンサーといった深剃り機能の一つとして新たに加わったのが、「ヒゲ起こしフィン」だ。これはアゴ下などの〝寝たひげ〟やあらぬ方向に生えているくせヒゲを根元から立たせ、外刃に送り込むパーツ。
実はヒゲの生え方は生える部位によって大きく異なっており、口の周辺が約80度に対し、ノドが約15度と、まさに寝た状態。このままでは外刃がとらえにくく、剃り残しとなってしまうことが多かった。このリスクを解消するために、搭載されたのが、この「ヒゲ起こしフィン」というわけだ。
何気ない、小さな部品にも思えるが、アップの画像で見ると、スムースローラーを思わせる波状の形となっていることがわかる。おそらく泡に配慮した形状であり、このあたりの配慮にパナソニックの妥協のないモノ作りに対する姿勢の一端を見ることができる。
このほかに左右30°に可動するヘッドが、アゴ下などでもしっかり肌に密着する「密着スイングヘッド」、刃先角30°の鋭角刃で硬いヒゲも鮮やかにカットしていく「30°鋭角ナノエッジ内刃」も「ラムダッシュ」には欠かせない機能たちだ。
以上のような点を踏まえ、もう一度、今回の動画をチェックしていただきたい。顔の凹凸に追随するヘッドの動きや、肌の上の泡の残り方など、新たな発見があるはずだ。
撮影:動画、製品/岩田安史(owl)