●水元公園
永井さん:おすすめは冬。公園中央のポプラ並木の駐車場、水元大橋あたりを起点に、池縁を歩きます。
池の東縁には、多数種のカモ類が集結しています。マガモ、ホシハジロ、カルガモ、コガモの他、やや珍しいヨシガモやミコアイサ、オカヨシガモが見られるかもしれません。
アオサギや、ゴイサギもこのあたり。その先の観察小屋の窓から見える藪や葦原を注意深く探すとウグイス、トラツグミ、シロハラなどシャイな鳥たちを見ることができます。
ポプラ並木そばの葦原では、滅多に姿を現さないクイナ、ヒクイナを待っているカメラマンがいます。
バードサンクチュアリでは、オオタカが飛びまわっています。ウソや、アオジ、カワラヒワなど、小鳥類を探します。
バードウォッチャーが大勢訪れる公園なので話しかけて、情報交換するのもよいでしょう。
ランチは、水元大橋たもとの「涼亭」で。ウドンや天丼がとてもおいしいことで有名です。
●井の頭公園
永井さん:吉祥寺駅から、徒歩5分ほどで七井橋に到着します。この橋の中央の広くなった場所からだけでも10種類以上の野鳥を見ることができます。
秋~春には、キンクロハジロ、ホシハジロ、ハジビロガモ、カルガモなどのカモ類、潜水の上手な小さなカモのようなカイツブリ、近年数が増えているオオバン、全身が白いシラサギの1種のコサギが見られます。
吉祥寺側の島は、カワセミ、バンのほか、樹上で眠るゴイサギを探すのも楽しみの1つです。
初夏~夏には、可愛すぎるカルガモ、カイツブリの親子ウォッチングができます。
冬は、七井橋から、野鳥の森まで足を伸ばせば、カケスや、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、エナガなど、たくさんの小鳥類を見ることができます。声に注意して、そーっと探します。全身緑色の大型のキツツキ、アオゲラに出会えたら、バードレナリンどばどばーどです。