■シャワールーム
シャワールームはシャンプー、ボディーソープ、ドライヤーなども設置。
シャワールームは3・4・10・11号車に設置。4・11号車はシングルデラックスの乗客専用で、それ以外の乗客は3・10号車を利用する。
シングルデラックス以外の乗客が利用するには、3・10号車に設置されたシャワーカード販売機(1人320円)で、シャワーカードを購入する。多客期は早々に完売となるので、自宅から出発する際は、事前に入浴したほうがよさそうだ。
お湯や水が出てくる制限時間は6分間。もちろん、出し続けなければ、制限時間は一旦停止する仕組みになっている。
なお、タオルなどの販売は行なわれていない。
■山陽新幹線との乗継割引は、ノビノビ座席の乗客のみ適用
寝台特急〈サンライズ瀬戸・サンライズ出雲〉の下り列車は、岡山で山陽・九州新幹線〈みずほ601号〉鹿児島中央行きに乗り換えられ、広島には7時25分、小倉には8時11分、博多には8時28分、熊本には9時02分、終点鹿児島中央には9時46分にそれぞれ到着する。
乗り継ぎながら、山陽・九州方面への足にもなるが、ひとつだけ盲点がある。それは、寝台特急〈サンライズ瀬戸・サンライズ出雲〉と山陽新幹線の乗継割引は、ノビノビ座席の乗客のみ適用されること。以前、取材のため、きっぷを手配していただいた方によると、寝台利用客はなぜか乗継割引の対象外だという。
寝台特急〈サンライズ瀬戸・サンライズ出雲〉と山陽新幹線を乗り継いで、出張や旅行をされる方は、指定席ノビノビ座席を選択したほうがよさそうだ。
■臨時寝台特急〈サンライズ出雲91・92号〉
寝台特急〈サンライズ瀬戸・サンライズ出雲〉の欠点をあえて述べると、大阪と三ノ宮は上り列車のみ停車であること。定期列車では、三ノ宮を0時13分、大阪を0時34分にそれぞれ発車する。
一方、※臨時寝台特急〈サンライズ出雲91・92号〉は年末年始、ゴールデンウィーク、夏季に設定されている。東京―出雲市間の所要時間は定期列車より大幅にかかるが、上下列車とも大阪、三ノ宮に停車するので、効率のいい移動ができそうだ。
下りは東京を22時21分に発車し、大阪6時04分着、三ノ宮6時28分着。上りは三ノ宮を21時53分発、大阪を22時29分にそれぞれ発車し、終点東京には6時23分に到着する。
※2018年春の下り東京発は4月28日、5月2・7日運転。上り出雲市発は4月27日、5月1・6日運転。なお、上り5月6日の大阪発は22時24分である。
取材・文/岸田法眼