食品メーカーが好調、電機メーカーの人気も回復傾向
今年も総合ランキング上位には、食品・消費財系を中心にメーカーが多数ランクインし、トップ20位中9社を占める結果となった。また、ソニー(36位)やデンソー(41位)、日立製作所(53位)など、電機・機械・材料メーカーは昨年と比べてのランクアップが目立つ。
昨年の同ランキングで1位、2位を独占した航空2社(全日本空輸、日本航空)や、総合商社(伊藤忠商事)、大手広告代理店(電通、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ)といった上位常連企業も堅調に人気を集めた。
業界別では銀行系がランクダウン、ITやコンサル系が人気を集める
また今年の傾向として、メガバンクを中心とする銀行系のランクダウンが目立つ。昨年は地銀を含め6社がトップ100位以内にランクインしていたが、今年は3社のランクインに留まった。
昨今のAI導入による人員削減や新卒採用人数減のニュースの影響が出た可能性がある。一方で、アクセンチュア(13位)をはじめとするコンサル/シンクタンク系や情報処理/システム、通信/ネットワークといったIT業界企業が大きく順位を伸ばした。AIやIoT普及の動きを前向きに捉え、将来の成長性に期待する学生が多くいることが見受けられた。
新卒就職人気企業ランキング調査概要
調査主体: 楽天みん就
調査期間: 2017年10月19日~2018年3月20日
調査対象: 2019年卒業予定登録学生会員
有効回答人数: 7,213人
調査方法: 「楽天みん就」上でのWebアンケートおよび「みん就」主催の就職イベント会場での紙アンケート
※投票者はノミネート企業約600社から5社を選択し、各企業の志望理由を「仕事内容」「会社」「雇用」「社会的責任」「採用活動」の5つの観点において回答。
総合トップ約200社に加え、みん就特設サイトでは、「業界別」「文理/男女別」「魅力度別」の各ランキングも発表している。
関連情報
https://www.nikki.ne.jp/event/20180406/
構成/編集部