NTTドコモが移動以外による「カーシェア」の使い方について調査(Data1)したところ驚きの結果が! 利用者のうち、何と6割以上が「仮眠」に使っていることが判明したのだ。何でわざわざカーシェアで? と疑問に思う人もいるかもしれないが、その理由の一端はData2に垣間見える。これほど多くの女性が業務時間中にトイレで休憩しているということは、オフィスに心安らぐ休憩場所がないのだろう。おそらくカーシェアで仮眠をするのも同じ心理ではないだろうか。
ちなみに日本の労働基準法では、8時間以上の業務にあたる際、最低1時間の休憩時間が保障されている。しかしData3を見てほしい。男性ビジネスパーソンの実情のお昼休みは何と平均31.3分! さらに同調査によると、うち昼食を食べる平均時間は22.0分で、純粋な休憩時間は実質10分も満たない状態なのだ。これでは仮眠をとる暇もなく、疲れたらカーシェアやトイレでこっそり休憩する人が出てくるのも理解できる。
さらにData4を見ると、業務中の仮眠も22.8%がNGと回答。働き方改革による残業時間の短縮も大切だが、休憩時間の意識改革も、実は重要な課題なのかもしれない。カラオケのビッグエコーは昨年からワークスペースを提供する新サービス「ビジネスプラン」を導入した。新たなサードプレースの提供には意外なビジネスチャンスがあるかも!?
【 Data1 】仮眠、電話場所、読書……
実はカーシェアは最高の「休憩スポット」だった!
■カーシェアを移動以外で使ったことがある用途
1位の「仮眠」に続き、2位と3位に入ったのは「友人・家族との電話」「仕事上の電話」。屋外にいる時、個室の静かなところで電話したいというニーズはかなり高いのだ