辛党みなさん、お待たせしました。
定番の「Tabasco(タバスコ)」より約20倍も辛い「タバスコ・スコーピオンソース」をご存知でしょうか?
「タバスコ・ハラペーニョソース」「タバスコ・チポートレイペッパーソース」など「Tabasco」にもいくつかの種類があります。今回紹介する「タバスコ・スコーピオンソース」は同社が展開するホットソースの中で一番の辛さとのこと。辛さを表す単位である「スコヴィル値」が通常のタバスコの場合2500~5000程度のところ、このスコーピオンソースはなんと200万! 飲み会の罰ゲームなどには絶対に使ってはいけないレベルです。
原料としてハラペーニョより240倍も辛いトリニダード・トバゴ共和国産のスコーピオンペッパー、グアバ、パイナップル、そしてタバスコ・ペッパーソースを使用。
実はタバスコはライセンスされたどこかの会社が日本の工場で作っているんだろうなと、勝手に思っていました。しかし、ハロルド・G・オズボーン3世氏によれば、タバスコは本社のあるルイジアナ州のエイブリー島でのみで作られているそうです。1868年の創業から原料や製造方法を変えず、連綿と受け継がれてきた商品ということを聞き、とても驚きました。ちなみに、1868年といえばちょうど日本は明治維新の真っ只中、近代日本とタバスコはまさに同じタイミングで産声を上げたというわけ。
このソースがなぜ幻かと言いますと、「Tabasco」を生産するマキルヘニー社の本拠地であるルイジアナ州のエイブリー島及び、公式ホームページからしか手に入らない商品なのです。
今回は以前タバスコを製造するマキルヘニー社の副代表取締役のハロルド・G・オズボーン3世氏をインタビューしたご縁でいただいたので、早速試してみました。