Q:「宿命的な出会い」という言葉がありますが、ソウルメイトといった人と出会うのも宿命だと思います。そうした「宿命的な出会い」をスムーズに実現する方法はあるでしょうか?
yujiさん:一言で言うと「徹底的に課題に向き合うこと」です。
自分の課題=登るべき山だとすると、その山の中腹か峠の茶屋にいる人の中にいると思います。
山が違えば決して本当のソウルメイトには出会えません。
ただし、道が外れている時に修正をかけてくれる、修正役のソウルメイト的な人には出会えるかもしれません。
Q:“上”からのサインやメッセージをよりクリアに感じるため、各地の神社やパワースポットを巡り歩いているそうですが、ふつうの人が神社仏閣を参拝することには、どのような意義があるでしょう?
yujiさん:神社仏閣はある意味カルマのブラックホールです。
人間界で人間という存在は大なり小なり迷惑をかけたり、過分なことをしたりするものです。その自分でも気づかないうちに溜まっているカルマを解消してくれたりする場所、それゆえ「感謝をする場所」という位置付けなのでしょう(決してお願い事のみをする場所ではなく)。
西洋でも教会には懺悔部屋があったように、自分のしてしまった現世でのミスやもう取り返せないことを解消に運ぶお手伝いをしてくださるありがたい場所といえます。
例えば、もうこの世にいないおばあちゃんにひどい意地悪をしてしまったから、「ごめんなさい」と言いたい。もう引越ししてしまって、どこにいるかわからないが昔の彼に謝りたい。そういう時にお取り計らいをしてくださるのが神様であり、神社のパワーです。
お金を含むすべてのエネルギーは、天下のまわりものです。その循環の調整をしているのが神社仏閣なので、参拝することによってカルマが解消し(ストッパーやつまりが取れるようなものだと思ってください)すっと何かが流れ始めることにより、開運(?)したり恋が実ったりするのです。
Q:昨年、関東や関西の有名・無名の神社を20か所ほど参拝しました。福運招来の祈願が目的でしたが、たくさん巡ったわりには、ご利益が感じられないような……パワスポ巡りが趣味の人からも同じような声を聞きますが、神社とご縁を結ぶためにどうすべきでしょう
yujiさん:いくつかのケースが答えとしては考えれるかと思います。
まず、20か所ほど回られた中に「自分にとってのメインのご祭神」を祀る神社などがなかった場合。例えば、自分が某銀行に勤めていたとして、総務課に配属されているとしましょうか。その時に、「新しい仕事がほしい、昇進させてほしい!」と某商社に行ってそこの社長に頼むなんていうことはしませんよね? やっぱり直属のボスに頼むと思います。そういう波長のズレが、考えられるケースのひとつめ。
二つ目は厳しいようですが、「天は自ら助くるものを助く」もの。自力でギリギリまで頑張って、最後の最後での神頼みということなのかと。
千葉県の香取神宮
(『神さま手帖』では、医療従事者や芸能人などの職種の人におすすめの神社)
yujiさん プロフィール
ヒーラー、聖地巡礼家。幼い頃から自身のヒーラーとしての力に勘づいていたが、高校卒業後、その“いかがわしい”道ではなく、渡伊してデザイナーの道を進む。しかし、“上”からたび重なる「“上”からのメッセンジャーとして生きなさい」という警告をうけ、ヒーラーとして活動する決心をする。現在はクリエイティブ活動と並行し、多くの人にセッションを行うほか、自身のさらなるレベルアップのために聖地を巡る日々を送る。近著に、自分の宿命に気づき、人生がうまくいくレールに乗るためのアドバイスを盛り込んだ『神さまと顧問契約を結ぶ方法』と、自分と相性のよい神社を見つけるガイドブック『神さま手帖』(いずれもワニブックス刊)がある。
公式サイト:http://u-tnk.com
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)