スピリチュアルの世界を「いかがわしい」と思っていたものの、紆余曲折の末ヒーラーへと転身したデザイナーのyujiさん。今では相談の予約待ちが二千人を超え、著書も出すなど、「若きカリスマヒーラー」として注目されている。
yujiさんは、ふつうの人には感知できない、人間界より上位の“上”と呼ぶ存在とコンタクトすることで、相談者の抱える人生の諸問題を把握し、解決へと導くスタイルをとっている。
■人生の選択ミスをしている人の割合は99.2%
これまで多くの相談者をみてきて、yujiさんは「本来の宿命から外れて、人生の選択ミスをしている人の割合は99.2%」もいることに気づく。全ての人は、「自らに与えられた宿命を生き、課題(ミッション)をクリアする」ためにこの世に生を受けているが、周囲の期待や価値観の押し付けなどによって惑わされ、わざわざ向かい風に向かうような人生を送っているのだと、yujiさんは言う。
では、人生の軌道修正をして本来進むべきルートに沿った生き方は、どうすれば実現できるのか? yujiさんにうかがった。
Q:そもそも、宿命から外れていること自体に気づいていない人は多いと思います。まず、それに気づくコツはあるのでしょうか?
yujiさん:宿命のレールに乗っていると、神様からの後押しがすごいので一発でわかると思います。
逆に言うと、向かい風が強い状態が延々と続くなら、それは「レールが違いますよ」のサインです。あと今やっていることを「報酬をいただけないならやらない!」のであれば、かなりの高確率でそれはミッションとは違うのでしょう。
ただ、ブラック企業さんたちが賃金の未払いを正当化するためのネタに使われかねないので(笑)、誤解を招く表現は避けたいのですが、本来自分が生まれ落ちた時に授かっている社会における役割は、ひまわりが夏に咲き、冬にはみかんがなる、というのと同列に置かれるぐらいナチュラルなものなのです。そのままでいることで、生まれたままでいることで「自然体」、そして「素材に対してまっすぐに育つこと」で素直です。ゆえに何時間していても、365日続けても大丈夫なこと・もの・生き方=宿命・ミッションのはずですから、賃金や報酬がほしいから、リターンのためだけにやる仕事・生き方は、きっと本来のレールとは違うのだろうと思います。
Q:ほとんどの社会人は、人生の主軸を占めるのは仕事(職業)になっています。宿命を見つけるのは、「やりたいこと、好きなこと」を特定し、自分の天職を見つけるのとイコールなのでしょうか?
yujiさん:私が絶対にやりたくなかった仕事にスイッチして、それが天職であったように、「やりたいこと・好きなこと」が天職とはかぎりません。というよりも私の実測ですが、やりたい仕事の中には意外とない場合が多いと思います。
そして宿命・天職とは仕事(就業すること)だけとは限りません。家族に尽くすことが宿命の方もいますし、名前を売ること、自由になることが課題の方もいらっしゃいますから。
Q:自身の宿命を見出し、そのルートへ乗るために、日々実践すべきことにどんなことがありますか?
yujiさん:自分をどのように使えば、もしくは使ってもらえれば、社会に最も貢献できるか、社会で輝けるかを考えるのがベストです。
自著『神さまと顧問契約を結ぶ方法』の中でも書いていますが、自分が魚だとして「刺身にしてほしい」と板前に伝えたとしましょう。でも実は、ちょっとだけ身の方が痛み始めていて、そこまでの鮮度はない。そして隣には、とれたてぴちぴちのノドグロがいたら……。板前さんがお客さんのことを思って最善を尽くすとしたら自分(魚)には火を入れて何か違う料理にして、ノドグロを刺身にするでしょう。
それが自分をどう生かすかということであり、天命に任せるということであります。
自分の使い道というのは周りが意外と伝えてくれているもの。
日々の生活の中で、「~~にむいているよね」、とか「~~がそんなに好きなんだね」とか、言ってもらえることがあると思いますが、そのうちの一つは神様から敷かれているガイドラインなのかもしれません。
ちなみに社会のことを考えずに、自分のわがままのみをひたすら通したり、自分の生き方を、社会を見ずに自分一人で決めてしまうと、上司(神様)たちからの後押しは0になるかもしれません。