ラウンジカー
列車のエントランスを兼ねたパブリックスペース。バーカウンターが設けられており、乗客が旅の疲れを癒し、くつろぎのひと時を過ごすための車両だ。車内にはピアノが設置されており、生演奏が実施される。
エントランスから車内に入ると、真正面には心安らぐ暖炉のオブジェが設置されている。
ピアノや暖炉(赤く点灯)、門柱(上の照明が点灯)など、車内のポイントとなるインテリアを表現することで、豪華列車の旅の雰囲気が模型でも楽しめるような工夫が凝らされる。
複雑な窓配置が特徴の「四季島」は、室内灯をセットすることで、より美しい夜間の走行シーンが楽しめるのも魅力のひとつ。専用の照明板が全車両に予め付いているため、別売りの室内灯ユニットを所定の位置に組み込むだけで、簡単に照明を取り付けられる。動画サイトでセット方法が紹介されており、初心者でも十分に対応可能だ。
(動画サイト)
http://www.katomodels.com/n/e001_shikishima/
Nゲージ版「四季島」の特徴的な部分を紹介してきたが、鉄道模型もここまで進化したか、ということを実感させる会心の出来映えだった。ただ、残念ながら、現段階ではメーカー在庫は無しとのことで、入手は難しい状況。この記事を読んで、買いたいと思った人は、再生産に期待を掛けたい。
カトー
『E001形〈TRAIN SUITE 四季島〉』
3万5000円
問い合わせ先/ホビーセンターカトー東京TEL.03・3954・2171
取材・文/花園康男(TMO)