約15分後にシートベルトサインが消灯し、プレミアムフラットベッドの乗客には毛布(ブランケット)が配られた。エコノミークラスでは毛布は有料で購入もしくは貸し出しとなるが、今回は料金に含まれている。
機内食「タイ風チキングリーンカレー」と「ナシレマ」
その後、機内食の時間となる。プレミアムフラットベッドの乗客は、軽食の機内食1食が含まれており、航空券購入時にいくつかのメニューの中から選ぶことができる。今回は二人だったので「タイ風チキングリーンカレー」と代表的なマレー料理「ナシレマ」を注文。タイ風チキングリーンカレーは、ココナッツミルクが効いており、ご飯(タイ米)との相性もよく、あっという間に食べ終えた。東南アジアへ向かう機内で食べるにはいいだろう。また、ナシレマは、ココナッツライスの上に、鶏の煮込み(チキンレンダン)やアンチョビフライやナッツ、卵などが乗っている。特に鶏の煮込みが美味しかったという印象だ。筆者もエアアジアXにこれまでも何度か搭乗しているが、年々、機内食のレベルが上がっていることは間違いない。LCCの中でもレベルは高い方だろう。機内食にはミネラルウォーターが1本付いているが、ビールやワインなどといったアルコール類やコーラなどのソフトドリンク、また食後のコーヒーなどについても全て別料金での有料販売となる。ビジネスクラスといえども、乗っている飛行機はLCCなのである。食事は、離陸後すぐに出してもらっている乗客がほとんどだったが、希望があれば到着前に出してもらうことも可能となっている。
機内食として提供された「タイ風チキングリーンカレー」とマレー料理「ナシレマ」
フルフラットシート
そして、食事を終えると日本時間で深夜1時を過ぎており、ほとんどの乗客は睡眠タイムに。筆者もシート横のボタンを押し、電動リクライニングでフルフラットシートが完成し、頭には枕、体全体にブランケットを掛けて、そのまま自然に眠りにつくことができた。他のLCCでは、フルサービスキャリアのプレミアムエコノミークラスに近いビジネスクラスが多い中、エアアジアXのビジネスクラスのありがたさを改めて感じた瞬間だった。特に今回のような夜行便においては、グッスリ眠れることで朝、到着してからすぐに動けるというメリットがある。
フルフラットシートで無料貸し出しの毛布と枕でクアラルンプールまでぐっすり
パーソナルライトも完備