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【開発秘話】売り上げ18万足を突破したAOKIの『超軽量クッションシューズ』

2018.04.03

■フレッシャーズから火がつく

 軽さとクッション性が両立できたことから、同社は『超軽量・クッションシューズ』は支持されると確信した。しかし、店舗に並べ店員やお客様の意見を聞くと、思ったほど評判が良くなかった。軽すぎたため頼りなく感じられたためであった。

 だが、販売を続けていくうちに風向きが変わる。「2015年2月頃から、就活生や新社会人といったフレッシャーズを中心に売れるようになっていきました」と竹村さん。ただ当時、店頭ではフレッシャーズをターゲットに重点的な訴求はしていないとのこと。「普段革靴を履かない人が、履きやすさを感じていただけたからではないのでしょうか」とフレッシャーズに支持された理由を分析する。

 その後も、とくにプロモーションは強化していない。2017年から、就活生の声を反映して開発したスーツとともにシャツや靴などといったアイテムも一体で提案する、マイナビとのコラボレーション企画『究極の就活シリーズ』に登場するものの、この企画も派手に展開しておらずHPをつくった程度。大々的にプロモーションせずとも常に計画を上回る勢いで売れ続けている。

 また、これまでに2回見直され、現在は3代目が販売されている。

 2代目が発売されたのは2015年8月。初代が細身で若者寄りだったことから、世代を問わず支持される幅広なものに木型を修正。そして2016年8月に発売された現在の3代目は、履きやすくなるよう木型を変更し、中底とシャンクの素材を、スーツケースなどに使われている「KarVo(カルボ)」という自己強化プラスチックに変えた。カルボは硬く小石などを踏んでも突き上げ感がないほか、硬いのに屈曲性や反発力があることから、歩いていると蹴り出しくれる効果があるという。

中底に採用されているKarVo

★★★取材からわかった『超軽量・クッションシューズ』のヒット要因3★★★

1.想定を裏切っている

 重さにしろクッション性にしろ、革靴のイメージを覆すものを実現。これにより、履いていて疲れず、楽な履き心地を実現した。

2.どこにでも履いて行ける

 デザインはストレートチップでカジュアル感がない。ドレスコードがあるようなところでも安心して履いて行くことができる。

3.万人受けする

 疲れず履いていて楽な靴は、世代を問わず支持される。それにデザインも、若者など特定の世代に支持されるものではないので、万人受けするものになった。

 スニーカー通勤が今後、広く浸透するようになると、スーツに合わせやすいスニーカーの需要が高まると考えられる。しかし、革靴でもスニーカー並みの履き心地は実現できる。仕事柄、きちんとした革靴を履く必要がある人や、ドレスコードがあるフォーマルな場に出向く人にとっては、『超軽量・クッションシューズ』がスニーカーの代わりになり得るであろう。

製品情報
https://www.aoki-style.com/campaign/light_shoes

文/大沢裕司

ものづくりに関することを中心に、割と幅広く色々なことを取材するライター。主な取材テーマは商品開発、技術開発、生産、工場、など。当連載のネタ探しに日々奔走中。近著に「バカ売れ法則大全」(共著、SBクリエイティブ)。

■連載/ヒット商品開発秘話


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