■前屈時に起こる腰痛のセルフケア
運動や保温によっても改善せずに慢性化している腰痛には、脳が痛みを記憶・再生し、治っているはずなのに痛みを出していることが少なくないという。そこで有効なのが、以下のセルフケア。
クロールの姿勢をとるのは、「『ラクに前に倒せる』イメージを思い起こし、『痛い』と思い込んでいる脳に対し『痛くない』と再教育する」のが目的。上の動作を行うことで、腰が前屈しても「痛くない」と記憶をリセットして痛みをなくせる。
本書では、首こり、膝痛、股関節痛、バストアップなどのセルフケアもあるほか、痛みを寄せ付けない日常時の習慣など、慢性痛解消のノウハウが網羅されている。長い間、慢性の痛みに悩んできた方は、トライしてみるとよいだろう。
上原考一院長 プロフィール
整体師。一般社団法人ボディーバランス上原の院長として施術家歴は15年。これまでに、約1.8万人の患者の痛みを解消。つらい体の痛みに悩まされてきた患者たちから「最後の砦」と称され、厚い信頼を得ている。『体の痛みが13秒でスーッと消える! すごい整体すごい整体』は初の著書。
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)