◆『WORKER’S BOX』の特徴
1.シンプルなルールだから快適に書類整理ができてしまう
『WORKER’S BOX』の最大の特徴は「同じ案件やテーマに関連する書類はとりあえず格納する」というシンプルなルールであること。書類のサイズが違ってもいい。封筒に入ったままでもいい。とりあえず同じ案件やテーマに関連する書類をひとまとめにすることで、同時に必要になる(可能性の高い)書類がすぐ近くにあることになり、結果として作業が効率化する。格納するときも「とりあえず放り込む」だけなので、習慣化しやすいし、分類するために費やす時間の節約にも繋がる。実によくできている。ちなみにA4サイズまでのものならクリアファイルに入れたままで放り込むことが可能だ。
2.見やすい背表紙で格納された書類のことがすぐわかる
個人的にはこの点も『WORKER’S BOX』が優れるポイントだと思っている。この製品の背表紙には次のような項目欄が設けられている。
(1)プロジェクト名 (2)クライアント担当者 (3)クライアント会社名 (4)ノート欄 (5)プロジェクト開始日 (6)プロジェクト完了日 (7)ファイル番号 (8)完了時のチェック欄
筆者がとりわけ便利だなと感じたのは(5)プロジェクト開始日 (6)プロジェクト完了日 (7)ファイル番号 (8)完了時のチェック欄 の4項目。格納されている書類のステータス(=いつからいつまでが作業中なのか)が一目でわかることで、『WORKER’S BOX』がずらりと並んだ中でも今取り組むべき案件であるか否かが直感的に分かるのは実に便利なのである。もちろんタイトルは書かれているのだが、所詮は文字であり数字のシンプルさには及ばない。この工夫のおかげで、まるでPCの中でフォルダを検索するような快適さを手にしたような気がしている。
3.案件の進捗状況や変更内容を表紙に書き込んで記録を残せる
案件の進捗状況や変更内容を記録をしておきたいものの、格納している書類自体には書き込むことができない場合がある。そんな時は表紙に設けられた専用欄を使うとそうした記録を残すことが可能だ。
同じ箇所に記録が連なっていくことで一目で確認ができるので、変更履歴を記録するのにも向いている。