グリーン車(200席)。落ち着いたライトと包み込まれるシートが魅力。
一方、グリーン車を見てみると普通車以上にひと目で印象が異なっているがわかる。荷棚と一体化している大型側面パネルを採用し、乗客ひとり一人のプライベートスペースを演出。実際に座ってみると、思った以上にプライベート空間が確保されているのがよくわかる。
座席に覆いかぶさるような側面パネル。大胆なデザインだが、包み込まれるような安心感とプライベート感が魅力だ。
座った状態からの目線。側面パネルが効果的にプライベート空間を演出している。
シートについてもN700系から採用している座席と身体を一体化させる「シンクロナイズド・コンフォートシート」をさらに進化させ、より長時間座っていても疲れにくいシートにブラッシュアップ。リクライニングも電動式となり、足載せも装備している。リクライニングに合わせて座面も若干傾斜し、背面が傾くというよりはゆりかごのような座り心地だ。大型側面パネルも相まって、四方から包まれているような感覚で非常にくつろげるグリーン車に仕上がっていた。
東海道新幹線で初めて電動リクライニングシートを採用。足載せや読書灯も内蔵した高機能シートだ。