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過去最高の新幹線ってホント?最新車両『N700S』の普通席、グリーン席、トイレをチェック

2018.03.24

「過去最高の車両に仕上がった」。

そう力強く語るのはJR東海 新幹線鉄道事業本部の上野雅之副本部長。日本の大動脈を担う東海道新幹線を運行するJR東海は最新の新幹線車両「N700 S」を3月10日、報道陣に公開した。車両の愛称に付けられた「S」は〝Supreme=最高〟を表すが、JR東海が目指した「最高」とはいったいどのような車両なのかレポートする。

2020年度に営業開始予定のN700S。先頭形状やヘッドライトがN700Aから変更された。

開業から半世紀を経た我が国最初の高速鉄道である東海道新幹線は、他の新幹線路線に比べカーブが多く、単にハイパワーな車両を投入するだけでは速達化を図ることができない。1992年、最速達列車である「のぞみ」の運転開始時には軽量化などの車両面の改善だけでなく、カーブのカント(遠心力を打ち消す傾斜)の増加工事なども合わせて行なわれ、最高速度がそれまでの時速220キロから時速270キロへ向上し、東海道新幹線の新時代がスタートした

N700SのベースとなっているN700系では、最新技術の導入と快適性の向上をコンセプトとし、カーブ通過時に約1度車体を傾斜することで乗り心地を維持したままカーブの通過速度を向上する「車体傾斜システム」を国内の新幹線で初めて採用。車内空間も座席コンセントやインターネット接続サービス、喫煙ルーム導入による全席禁煙化など次世代の新幹線車両の姿を具現化した。

左が現在主力のN700A。右の最新鋭N700Sには先頭部が若干隆起している「デュアル スプリーム ウイング形」が新たに採用されている。

その後、マイナーチェンジされたN700Aでは、長らく時速270キロだった東海道新幹線の最高時速が時速285キロとなり、東京~新大阪間の所要時間が最大3分短縮。これは、曲線の多い東海道新幹線のポテンシャルを考えるとある意味革命的で、ハード面改善のゴールが近いともいえる進化だった。また、ブレーキ性能や車両の監視システム、客室の細かな改善もなされ、新幹線車両としての完成度が高められている。

そして今回、落成したN700Sは、姿こそ一見N700Aに似ているものの、その内容は大幅な進化が見られる。実際の営業開始は2020年度予定ということで、まだ少し先の話になるが、その特徴を利用者目線で紹介しよう。

先頭部のブルーラインも一新。編成ごとに付けられているアルファベットは「J」を採用。確認試験車ということで番号は「0」だ。

新設計のヘッドライトはLEDを採用。省エネ化を図りつつ、形状を見直して視認性を向上。

ブルーを基調としたN700、N700AのロゴマークからN700Sではゴールドを採用。ロゴマークも「最高」を表現。

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